Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

オキナワチドリ「虹系」

Amitostigma lepidum ( Ponerorchis lepida) 'Spotless with Picoty form' オキナワチドリ無点ぼかし花。通称「虹系オキナワチドリ」。 「虹」というのはウチョウランの旧銘品で、無点ぼかし花という品種がまだ存在していなかった(正確にはほとんど知られて…

南アフリカの地生蘭(某所で売ってます)

Satyrium erectum from South Africa サティリウム・エレクタム。画像個体は日照不足でだらしない姿になっている。真の姿は画像検索されたし。(下方リンク、パシフィック・バルブ・ソサエティのサイトに自生地画像あり) 南アフリカの小雨地域に自生する冬…

アマミアセビ

Pieris amamioshimensis from Amami island, Japan. アマミアセビ。奄美大島の固有種。管理人宅の玄関横の植栽品。 沖縄本島産のリュウキュウアセビと同種とされていたが、2010年に遺伝子解析の結果から別種とされた。沖縄と奄美の動植物はDNAデータからは別…

歳を報せる蘭

Cymbidium sinense var.alba from Amami island, Japan. ホウサイラン素心(そしん)。通称、白花ホウサイ。 中国の旧正月(2022年は2月1日)頃に開花することから「報歳蘭」という呼び名がついたという。日本だと花期は少し遅れることが多い模様。 いわゆる…

オキナワチドリの属間交配種

Ponerorchis lepida X Shizhenia pinguicula オキナワチドリ4倍体 X 中国大花チドリ。 以前の記事でも紹介した交配種。某業者からの販売例がある。 今まで説明した事が無かったが、園芸界では「A X B」という表記はAが受け・・じゃなかった母親で、Bが花粉親…

オキナワギク

沖縄菊 Aster miyagii 奄美・沖縄固有種、絶滅危惧Ⅱ類 画像は沖縄本島の北部、東海岸産の個体。 東海岸の岩場ではわりと普通に見かけるが、西海岸での分布はきわめて局所的。というか西海岸は開発されまくっていて健全な自然植生が残っている海岸自体がもの…

南アフリカ少雨地域の植物図鑑

必読かどうかは人によると思うが、自生地画像オンリー、オールカラー350ページの本が一般書として出版された事に驚く。「ブルー○ス」の珍奇植物特集とか、植物輸入業者が自費出版している薄い写真集がそのままの濃さで辞典ぐらいの厚さになって殴りかかって…

Psilotum nudum

from Okinawa island, Japan. 沖縄本島産マツバランの「実生(みしょう)」苗。6年前に書いた記事の個体だが、あれからずいぶん大きくなった。 マツバランは小分けにして生育を押さえると2号鉢に収まる程度の小苗に留まるし、大鉢植えにして肥料を効かせると…

オキ「イ」ワチドリ異質3倍体

Amitostigma lepidum 'Tetraploid' X Ami.keiskei オキナワチドリ4倍体(大点花)X イワチドリ2倍体。 母体に4倍体オキナワチドリを使ったためこの個体の遺伝子はオキナワチドリ:イワチドリ=2:1の比率になっている。そのため下記交配種(2倍体 X 2倍体=…

木熟空輸ドリアン「猫山王」

今回は番外編。マレーシア産ドリアン完熟生鮮果。 日本のスーパーなどで見かけるドリアンはタイやベトナムで栽培されたモントーン(黄金の枕:タイ語)という品種が大部分のようで、未熟なうちに採果され日本国内に輸入後、追熟させてから食する。 しかし食…

Pectabenaria 'Unregistered' F3

((Pecteilis radiata X Habenaria linearifolia) X Hab. lineariforia) X Hab. linearifolia ((サギソウXオオミズトンボ)Xオオミズトンボ) X オオミズトンボ。 知人が某業者バックヤードにて撮影した画像を転送してもらった。(公開許可済) 地生蘭の場…

琉球花札

Playing Cards of Okinawa, Japan. 琉球花札(一部)。 変わり花札は多々あるが、その多くは既存の花札の絵柄にアニメやゲームのキャラをむりやり入れ込んでいるにすぎない。ところがこの花札の場合、基本デザインは変えずに花鳥風月を沖縄バージョンに入れ…

Habenaria dentata 'Leafless'

Habenaria dentata 'Leafless form' ダイサギソウ変異個体「開花時葉無し」。 本土産(産地不明。鹿児島?)のダイサギソウの実生から選別された系統。未開花苗(下方に写っている株)は普通に葉があるが、開花球になると葉を出さずにいきなり花が咲く。 プ…

Passiflora quadrangularis

from south America, cultivate in Miyako island, Okinawa, Japan. オオミノトケイソウ。 パッションフルーツ類で最大の果実をつける種類で、熱帯域ではパパイヤより大きな実をつけるらしい。画像は宮古島で栽培されたもので、手のひらぐらいの大きさ。 他…

ネルビリア? それは栽培ではなく、ただの延命

單花脈葉蘭 (通称、台湾ムカゴサイシン)Nervilia taiwaniana seedlings , 2019 deflasking. 種子から育成した無菌培養実生。令和元年フラスコ出し、今年度初花。 関連記事はこちら。 「台湾ムカゴサイシン」は数十年前に台湾から少数が輸入され、たまたま栽…

Rhododendron tashiroi

サクラツツジ。沖縄本島・国頭村にて。 高知県、九州南部から奄美、沖縄、台湾にかけて分布するツツジ。国頭村の村花。 花は美しいが、樹形が間延びしやすく鑑賞栽培にはあまり向いていない。そのため斑入りなどの変異個体以外はほとんど苗が出回らない。 ま…

「銀の丘」再始動

世界的に名を轟かせていた南アフリカのシードハンター、シルバーヒルシードの園主ご夫妻が盗賊(本物)の襲撃によってお亡くなりになった事件からすでに3年。 南アフリカの固有植物(固有蘭も含む)を一手に扱っていた貴重な業者もこれで活動停止か? と心配…

海マリモ

沖縄島固有の希少植物、クビレミドロ Pseudodichotomosiphon constrictus 海藻の一種だが、緑藻でも紅藻でも褐藻でもないクソ珍しい植物。知人は海マリモと呼んでいるが、マリモとは縁遠い。 絶滅が危惧されているため人工培養法が研究されているが、報告書…

Habenaria hybrid

Habenaria ciliolaris X Hab. dentata. 台湾産のネバリサギソウと、ダイサギソウの交配種。 花傷みが激しい。鑑賞的にはとりたてて騒ぐような要素は無い。

オキイワチドリ(誤字ではない)

Amitostigma lepidum X Ami.keiskei オキナワチドリ大点花♀ X イワチドリ紅一点花♂ オキナワチドリとイワチドリを交配してみたらどう? などと冗談で言う方は時々いるが、花期が一致しづらいので開花調整しないと交配できない。そのため実際にやってみた方は…

あなたはナリヤランの事を知らない

Arundina hybrid 'alba' ナリヤラン種群間交配個体、3.5号鉢。小型個体群純白花と、おそらく亜種として分類されるであろう矮性濃色個体群の交配個体(後述)の種子から育てた第二世代。 端的に言うと(白X 赤)Xセルフ。 まあ鑑賞的にはそれほど悪くないと思…

日本産の野生ランを育てるのは犯罪です

こちらが法律で規制されている種類のリスト。 https://www.env.go.jp/nature/kisho/pamphlet/pdf/kokunaikisho.pdf 環境省は、絶滅が危惧されている種類をすべて追加指定していく方向で動いている。ラン科に関しては、最終的にほとんどの種類が該当種になる…

Calanthe X dominyi ?

in Orchid show 夏咲きエビネ系の何か。某所の蘭展示会にて。コロナウイルスの影響で、展示会というものが存続できるかどうか怪しい。 画像は俗に「琉球エビネ」という流通名で呼ばれている植物。花色が良いが耐暑性に乏しいオナガエビネと、耐暑性のあるツ…

某科某種

流通時の学名で検索すると、花はほぼ同じだが糸のように細い葉の系統の画像も出てきて混乱する。これらが同一種内の変異なのか、どちらかが未記載の別種なのか今のところ謎である。とりあえず不明種として同定は保留。 画像は3.5号鉢。「テコフィレアの純白…

Okinawan lacquerware

made in Okinawa island, Japan. 20C. 琉球漆器、堆錦(ついきん)飾り皿。 現在は生産されていない図案で、おそらく昭和期のものだと思われるが未鑑定。 東洋蘭であることは間違いないが、アバウトな絵柄なので種名はよく判らない。 葉が小さくて花が大きい…

Amitostigma lepidum

seedling. やる気がおきない。

New Book

沖縄産イネ科ハンドブック。欲しい方は絶対欲しい、いらない方はタダでもいらないという二極分化した反応の出る書籍。管理人は前者。 いやもう見るからにつまらない。誰が買うんだこんな本。誰得っていうか俺得。こういうニッチな本が出てしまうところが日本…

Spiranthes sinensis var.sinensis

from Okinawa island, Japan ナンゴクネジバナ。沖縄本島では本土のネジバナと同様、芝生に生えている。一般的には花弁の先端のみがほんのり赤く染まる、いわゆる「口紅咲き」の個体が多いが、画像個体は比較的濃色で本土のネジバナとほとんど区別がつかない…

Amitostigma lepidum

2020 seedling オキナワチドリ実生。 市販の実生苗には、こういう妙な個体も混入していた。 そういうのを探してきて、交配親にして遊んでみるのは楽しかった。 過去形である。市中にある実生苗はそのうち消える。維持増殖していた人はもういない。

Amitostigma hybrid

Ponerorchis lepida X Shizhenia pinguicula オキナワチドリ X 中国大花チドリ。 某業者が販売している交配種。 以前は両親ともAmitostigma(旧イワチドリ属)だったが、現在はオキナワチドリはPonerorchis(ウチョウラン属)に統合され、学名もAmitostigma …