((Pecteilis radiata X Habenaria linearifolia) X Hab. lineariforia) X Hab. linearifolia
((サギソウXオオミズトンボ)Xオオミズトンボ) X オオミズトンボ。
知人が某業者バックヤードにて撮影した画像を転送してもらった。(公開許可済)
地生蘭の場合、遠縁交配の種間雑種はほぼ不稔になる。しかし親種の花粉をかけて戻し交配するとごく希に発芽力のある種子ができる事があり、くりかえし片親の花粉をかけ続けるとどんどん原種に近くなっていって4世代目ぐらいに稔性が回復する・・というパターンが多い。
・・のだが、サギソウXオオミズトンボの場合は何世代たってもほぼ不稔のままらしい。むしろ世代を重ねるほど異数体っぽい奇形個体ばかりになってきて栽培できなくなってしまうそうだ。画像個体はようやく育った最後の一株だそうだが稔性はほぼゼロ、性質もたいへん虚弱で栄養繁殖による維持も無理っぽく、これ以上の継代は断念したとの事。
一応データとして公開しておくが、園芸的成果は得られなかった模様。
*この他のオオミズトンボ関連記事は最上段Habenariaタグをクリックしてください