Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

lacquerware of Phalaenopsis japonica

antique from Ryukyu Kingdum, Okinawa island. 19C. 琉球漆器、朱塗名護蘭堆錦盆。大正時代頃? 当時はナゴランの図柄の製品を量産していた工房があったようで、骨董商などでナゴランをモチーフにしたさまざまな製品を見かける。ただし保存の良いものはマニ…

Arundina graminifolia

'chinensis' form. from Yunnan, China. ナリヤラン「雲南省矮性」。 普通のナリヤランは草丈50cm以上になり、熱帯アジアの系統だと1mを超す系統も珍しくない。しかしこの系統は肥培しても40cmを超えることはほとんどなく、鉢植えに適する。耐寒性も比…

Ranunculus extorris var. lutchuensis

from Okinawa island, Japan. ヤエリュウキュウヒキノカサ。冬緑性の多年草。 凍結させなければ栽培は難しくない。根茎で増殖するが、実生も容易で一年で開花株まで育つ。ただし自家不和合性で、異株同士を交配しないと結実しない。

Adenophora triphylla

from Okinawa island, Japan. サイヨウシャジン(リュウキュウシャジン)。ツリガネニンジンの変種。(学術的にはこちらのほうが基本種になる) 個体群ごとの変異が大きい。ツリガネニンジンとほぼ区別がつかないものもあるし、画像のように濃色大輪でソバナ…

Nymphoides coreana

from Iriomote island, Okinawa pref. Japan. ヒメシロアサザ、西表島産。本土産よりも小型。 ただの水田雑草だが、除草剤などの影響で急減しているようだ。 産地では常緑だが、本土では冬に枯れるため種子から育てて1年草扱いになる。しかし凍結させないよ…

Amitostigma lepidum

Spotless form seedling. オキナワチドリ無点花実生。

Aster miyagii

in Habitat. Okinawa island, Japan. オキナワギク。沖縄本島北部・東海岸(太平洋側)の岩場にて。 丈夫な多年草で増殖率も良く、稀ではあるが商業増殖苗が流通することもある。霜に当てないようにすれば栽培は容易だが、鉢植えではむしろ殖えすぎて面倒。…

Habenaria hybrid

Habenaria medusa X Hab.dentata ハベナリア・メデューサ × ダイサギソウ

Spathoglottis hybrid.

Spathoglottis pubescens X Spa.plicata 中国産のスパソグロティス・プベスケンス(冬期落葉・半耐寒性)にコウトウシラン(常緑・亜熱帯性)を交配したもの。落葉性で、耐寒性は母種に近い。 コウトウシラン属は熱帯域では人気のある園芸植物だが、(ごく一…

Evolvulus alsinoides

from Ishigaki island, Okinawa pref. Japan. アサガオガラクサ。園芸植物の「アメリカン・ブルー」の親類にあたる野生植物。画像は石垣島産個体の種子から育成した実生株、管理人栽培品。 生育良好だと根元から次々に新しい枝を伸ばし、株全体の面積がどん…

Phalaenopsis made of gold

in Taiwan. 金細工のコチョウラン。台北にて

Amitostigma lepidum

wild form, from Okinawa pref. Japan. オキナワチドリ沖縄個体群タイプ。 品種改良されていない平凡な花だが、最近はこういう花のほうが見ていて安らぐ。

Habenaria hybrid

Habenaria rhodocheila X (Hab. medusa X Hab. dentata) ハベナリア・ロドケイラ(橙色) ×(ハベナリア・メデューサ × ダイサギソウ獅子咲)

Habenaria hybrid

Habenaria medusa X Hab. rhodocheila complex sp.'PINK' (追記:花粉親は従来「ロドケイラ系ピンク」と呼ばれていたが、2017年にHabenaria janellehayneianaとして新種記載された。下記リンク参照) http://orchideen-journal.de/permalink/OrchideenJourn…

Rhododendron scabrum ?

in Habitat. Okinawa island, Japan. ケラマツツジ? 専門外なので同定には自信が無い。 沖縄本島北部の林道沿いにて。

Hemigraphis okamotoi

from Botanical garden. ミヤコジマソウ。ポリネシアなどに広く分布するが、日本では沖縄県宮古島など数か所に数えるほどの本数しか自生しておらず、絶滅寸前の超希少植物。 霜に当てると枯れるので本土での栽培には向いていないが、温度さえ保てれば栽培は…

Amitostigma hybrid 2

Amitostigma lepidum 'Tetraploid' X Ami. pinguiculum. オキナワチドリ4倍体大点花(DNA量測定済) × 中国大花チドリ。

Amitostigma hybrid

Amitostigma lepidum X Ami.pinguiculum オキナワチドリ × 中国大花チドリ。 種間交雑種は雑種強勢で丈夫になる例が多い。しかし両親が遠縁すぎると生理条件的に無理があるようで、むしろ両親より虚弱になる。この交配は後者のようで、生育が遅く育てにくい…

Habenaria rhodocheila complex sp.'PINK'

from Thai. ハベナリア・ロドケイラ種群の一種。葉は緑色の無地で、球根は扁平なイチョウイモ型。 ハベナリアはほとんど全種が(ごく一部の例外を除いて)長期栽培は困難。 追記:2017年に Habenaria janellehayneiana として新種記載された。

Amitostigma lepidum

wide lip with blotch form seedling. オキナワチドリ広弁大点花。