Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Spathoglottis X parsonsii (with Thrips.)

in Orchid show. スパソグロティス・自然交雑種パーソンシー。某蘭展にて撮影。 フィリピンで常緑種コウトウシランSpathoglottis plicata と落葉種Spa. vanoverberghiiの混生地に見つかるランだそうだ。ただし栽培流通品は日本のエビネと同様に交配親が判然…

Lobelia loochooensis

from Amami island, Kagoshima pref., Japan. マルバハタケムシロ。奄美と沖縄に分布する希少種だが、沖縄本島ではすでに絶滅したと聞く。 冬期に加温が必要(最低でも10℃くらい。短期間の低温には耐えるが、周年生長型で、低温で生長が止まった状態が続くと…

Luisia teres var. botanensis

from Yonaguni island, Okinawa, Japan. タカサゴボウラン。与那国島産の親個体から実生増殖したという苗を、沖縄本島の洋蘭業者からまとめて購入した。今年になってほとんど全部が開花したが、花はどの株もおおむね似たような感じ。 購入したものの中で一番…

Cirsium brevicaule

in Okinawa island, Japan. シマアザミ。本土に分布するハマアザミの沖縄型。 白花は珍しい・・と本土の方は思うようだが、沖縄本島の個体群はほとんど全部が白花。ネットで情報収集してみたところハマアザミ類は本州から九州、奄美までは淡紅色~ピンク色が…

Staurochilus luchuensis

in Orchid show イリオモテラン。某蘭展にて。 日本国内に自生する着生蘭の中では最大級の種類。自生地は石垣島と西表島、尖閣諸島の魚釣島、台湾、フィリピンなど。(フィリピンのものは別種とする場合もある) 琉球王朝時代から園芸用に採取され続け、沖縄…

Nostoc commune

本日のテーマは陸棲藍藻のイシクラゲ。自生写真がグロ画像に近いので最後に回し、サムネイル表示用に「沖縄島豆腐のカプレーゼ」の画像を貼っておく。 美しい花の画像を見に来た、という方は今回の記事はパスして次に行きましょう。 ということで本題。 イシ…

Ajuga pygmaea

in Okinawa island, Japan. ヒメキランソウ、沖縄本島植栽。 九州南部から沖縄、台湾に分布する多年草。大輪で見栄えの良い系統が増殖され、グランドカバープランツとして販売されている。選別品は沖縄各地で植栽されているが、野生の地味な個体はほぼ絶滅状…