Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

2020-01-01から1年間の記事一覧

オキイワチドリ(誤字ではない)

Amitostigma lepidum X Ami.keiskei オキナワチドリ大点花♀ X イワチドリ紅一点花♂ オキナワチドリとイワチドリを交配してみたらどう? などと冗談で言う方は時々いるが、花期が一致しづらいので開花調整しないと交配できない。そのため実際にやってみた方は…

あなたはナリヤランの事を知らない

Arundina hybrid 'alba' ナリヤラン種群間交配個体、3.5号鉢。小型個体群純白花と、おそらく亜種として分類されるであろう矮性濃色個体群の交配個体(後述)の種子から育てた第二世代。 端的に言うと(白X 赤)Xセルフ。 まあ鑑賞的にはそれほど悪くないと思…

日本産の野生ランを育てるのは犯罪です

こちらが法律で販売・譲渡が規制されている生物種のリスト(2020年時点) https://www.env.go.jp/nature/kisho/pamphlet/pdf/kokunaikisho.pdf (下:2023年、改訂版を追記) https://www.env.go.jp/content/000113583.pdf 環境省は、絶滅が危惧されている動…

Calanthe X dominyi ?

in Orchid show 夏咲きエビネ系の何か。某所の蘭展示会にて。コロナウイルスの影響で、展示会というものが存続できるかどうか怪しい。 画像は俗に「琉球エビネ」という流通名で呼ばれている植物。花色が良いが耐暑性に乏しいオナガエビネと、耐暑性のあるツ…

某科某種

流通時の学名で検索すると、花はほぼ同じだが糸のように細い葉の系統の画像も出てきて混乱する。これらが同一種内の変異なのか、どちらかが未記載の別種なのか今のところ謎である。とりあえず不明種として同定は保留。 画像は3.5号鉢。「テコフィレアの純白…

Okinawan lacquerware

made in Okinawa island, Japan. 20C. 琉球漆器、堆錦(ついきん)飾り皿。 現在は生産されていない図案で、おそらく昭和期のものだと思われるが未鑑定。 東洋蘭であることは間違いないが、アバウトな絵柄なので種名はよく判らない。 葉が小さくて花が大きい…

Amitostigma lepidum

seedling. やる気がおきない。

New Book

沖縄産イネ科ハンドブック。欲しい方は絶対欲しい、いらない方はタダでもいらないという二極分化した反応の出る書籍。管理人は前者。 いやもう見るからにつまらない。誰が買うんだこんな本。誰得っていうか俺得。こういうニッチな本が出てしまうところが日本…

Spiranthes sinensis var.sinensis

from Okinawa island, Japan ナンゴクネジバナ。沖縄本島では本土のネジバナと同様、芝生に生えている。一般的には花弁の先端のみがほんのり赤く染まる、いわゆる「口紅咲き」の個体が多いが、画像個体は比較的濃色で本土のネジバナとほとんど区別がつかない…

Amitostigma lepidum

2020 seedling オキナワチドリ実生。 市販の実生苗には、こういう妙な個体も混入していた。 そういうのを探してきて、交配親にして遊んでみるのは楽しかった。 過去形である。市中にある実生苗はそのうち消える。維持増殖していた人はもういない。

Amitostigma hybrid

Ponerorchis lepida X Shizhenia pinguicula オキナワチドリ X 中国大花チドリ。 某業者が販売している交配種。 以前は両親ともAmitostigma(旧イワチドリ属)だったが、現在はオキナワチドリはPonerorchis(ウチョウラン属)に統合され、学名もAmitostigma …

Aeginetia indica

in Okinawa island. ナンバンギセル。沖縄本島にて。 草刈りしたあとにススキの根元から咲いていた。葉緑素を持たない完全寄生植物で、ススキなどの大型イネ科の根から養分を吸収して開花する。 あらかじめススキを鉢植えにしておいて、その根元に種子を播け…