流通時の学名で検索すると、花はほぼ同じだが糸のように細い葉の系統の画像も出てきて混乱する。これらが同一種内の変異なのか、どちらかが未記載の別種なのか今のところ謎である。とりあえず不明種として同定は保留。
画像は3.5号鉢。「テコフィレアの純白花」とか言ったら信じる人がいそう。
言うまでもなく写真としては問題外。夜咲きの白い花は単独光源で花にピントを合わせるとそれ以外が全部飛ぶ。判ってはいるがライティングしてまで撮影する気力は無い。
画像の系統に関しては沖縄の気候であれば栽培に難しい点は無く、毎年2倍に増殖するので苗がたまに流通することがある。花付きは良くシーズン中に繰り返し咲くのだが、真夜中に咲いて朝になる前にしぼんで溶けてしまう。そのため一般的な鉢物として商業生産される可能性はゼロだと思われる。
ちなみに蝶型の4枚の「花弁」は2本のオシベが変形して唇弁状になったものだそうな。
葉にピントを合わせると花が飛ぶ。対処方法はあるのだろうが、調べる意欲は無い。