Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Prunus campanulata

Okinawa island, Japan. ヒカンザクラ(緋寒桜)。ヒガンザクラ(彼岸桜)と混同しやすいのでカンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれることが多い。沖縄本島で単に「サクラ」と言えばソメイヨシノではなく、この花のこと。ソメイヨシノのような単一クローンではなく…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリ実生、小輪花。 オキナワチドリはものすごく個体差の多いランだが、選別増殖して個体名をつけて普及させていた趣味家がほとんど全部引退してしまったので、新規に個体名付きで紹介される選別品種がほとんど無くなってしまった。 そ…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリ実生。これも現在の基準では並花以上、銘品未満。 この程度の花であれば、まとめ売りされている実生生産品の中にたまに混じっている。ウチョウランやイワチドリに比べると値段も安いので「混じり抜き」して増殖すると面白い。

Amitostigma pinguiculum

from China. 通称、中国大花チドリ。以前から何回もブログに登場しているが、酷暑が続くと落葉休眠してしまう半夏眠性の地生蘭。沖縄だとさすがに気温が高すぎて、普通に栽培するのは難しい。秋から冷蔵庫に入れて低温処理し、冬のうちに外に出して開花させ…

Anagallis foemina

in habitat. Okinawa island, Japan. ルリハコベ。南方系の一年草。本土でも暖流の流れる海岸沿い地域で見られるようだが、一般的な感覚では鹿児島県以南の花。 沖縄本島だと路傍のありふれた雑草。画像は駐車場の隅の敷石の中に生えていたものだが、黙って…

Amitostigma lepidum 'Langley'

seedling. オキナワチドリ大点花・斑入り。 最近販売されるようになった品種。品種名は太平洋戦争で沖縄攻撃に参加したアメリカ海軍の航空母艦 USS Langley(CVL -27)に由来しているらしいが、どういう関連があるのか詳細は不明。 葉だけ見ると旧銘品の「沖の…

オキナワチドリ '国頭の晃'

Amitostigma lepidum 'Kunjyan-no-hikari' wild correct in Higashi village, Okinawa island, Japan. オキナワチドリ「国頭の晃」(くんじゃんのひかり)。これも師匠の選別個体の一つで、昨日紹介の「国頭の誉」と同じ場所で採集された姉妹品種。 花のアッ…

オキナワチドリ '国頭の誉'

'Kunjyan-no-homare' wild correct in Higashi Village, Okinawa island, Japan. オキナワチドリ野生選別個体「国頭の誉」(くんじゃんの ほまれ)。国頭(くにがみ、くんじゃん、くんざん)は沖縄本島北部地域のこと。亡き師匠が20年以上前に選別増殖した品…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリ大点花。

Amitostigma lepidum 'blotch form'

mature seedling. オキナワチドリ大点花実生。 一般的なオキナワチドリは肥培しても1株に5~6花しか咲かないことが多く、まとまった数を寄せ植えにしないと鑑賞的に寂しい。 が、稀に20花以上咲く系統もあり、そういう個体を選んで育種していけばウチョウラ…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリ実生。純白紫点花と純白花(遺伝子型3)の交配個体。 劣性形質同士の交配では、一般的には特徴をお互いに打ち消しあってノーマル個体になる。が、この組み合わせの場合、どちらの形質もヘテロ個体の地色は、ごくわずかではあるが薄…

Satyrium pumilum

seedling. サティリウム・プミルム。 南アフリカ南端、ケープ地方の乾燥地域が原産の冬緑性地生蘭。ユニークな草姿だが、この植物の標準的な姿で、ダルマとかチャボとか呼ばれる矮小個体ではない。最近流行している呼び方で言えばビザールプランツ(笑)。花…

Amitostigma lepidum 'Broad lip form'

seedling. オキナワチドリ実生、広弁花。唇弁に傷みがあって形がくずれているが、まあまあ良い感じ。

Amitostigma lepidum 'blotch form'

seedling. オキナワチドリ実生。 斑紋が左右対称で唇弁に厚みがあってヨレが少なく、花が密集しすぎず適度な間隔になり、草丈が低すぎず高すぎず、葉質がしっかりして傷みにくい個体を選んで残していくようにしている。 ・・が、まだ完成度が中途半端なので…

Amitostigma lepidum 'Dots form'

seedlings. オキナワチドリ実生選別個体。背が伸びない系統は、南アフリカ産の小球根だと言っても通用しそう。(笑) ・・観賞価値も育て易さもポリキセナに負けてるけども。

Amitostigma lepidum 'unnamed spotless'

seedling. オキナワチドリ実生選別個体、無点チャボ。 全体にゴワゴワした質感で生育・増殖が遅く、大きくならない。4倍体ではないかと疑っているが、検定交配している余裕が無く未確定。 leaf 葉に厚みがあるが葉色はむしろ薄く、光沢が無くて粉っぽく見え…

Amitostigma lepidum 'spotless narrow lip'

seedling. オキナワチドリ小輪無点。通常だと小さい花は処分対象だが、色合いが捨てがたいので残してある。何本かまとめて咲かせると、これはこれで独特の魅力がある。ウチョウランの「豆千代」タイプのように、小輪花というジャンルで育種を進めるのも面白…

Amitostigma lepidum 'alba form'

seedling. オキナワチドリ純白花実生。画像は虚弱で大きくなりにくい系統。 オキナワチドリは小さい球根でも花だけは咲くことが多い。花数もそれなりに多かったりするので、こういうサイズでも上作と勘違いしている方を散見する。 実際のところは、いわゆる…

Amitostigma lepidum 'blotch form'

seedling. オキナワチドリ大点花。栄養状態が良くて花が大きくなると、画像のように斑点が散る。栄養不良で花が小さくなると紅点が中央に集まって「紅一点花」になる。 オキナワチドリの場合、同じように育てているつもりでも斑紋の入り方が年によって異なる…