Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

・オキナワチドリ

オキナワチドリ

オキナワチドリ三蝶咲き「小角」の実生苗。洋ラン用語で言うとトリラベロ個体。 世界らん展2024で苗が売っていた模様。 当年芸(その年だけの偶発的な変異)で複数の唇弁ができた花はたまに見かけるが、毎年こういう花が咲く個体は、オキナワチドリではこの…

世界らん展2024

今年の世界らん展(東京)の特別企画展示は「南西諸島に咲く蘭」。 「今回は約1000株の『オキナワチドリ』を集め、自生地に群生する様子を再現します」 という宣伝記事を見た管理人は、取材班を現地へと派遣した。 デジタル絵っぽいが、入り口看板の実写画像…

室内LED栽培

過去画像整理。 以前、まとまった数を栽培していた時の、栽培テスト画像。 日光がほとんど差し込まず、室内散乱光のみの場所に置いた棚にアクアリウム用のLED照明を設置して栽培してみた。覚え書きを遺していく。 ・最大光量で15時間点灯しつづけて栽培した…

画像整理

昔の画像。まだどこかに苗が残っていたとしても、回収して育てる気力は無い。

過去の撮影画像

Amitostigma lepidum(Hemipilia lepida) X Ami. keiskei (Hemi.keiskei) selected clone 'Thin form' 関連記事

読める遺伝子、読めない遺伝子

Amitostigma lepidum seedling. 今回は過去画像の整理。オキナワチドリ実生。 純白花(遺伝子型1:「白馬」の後代)ヘテロと、無点花ヘテロの交配実生。 ・地色が薄いので、純白遺伝子を受け継いでいる(隠し持っている)可能性がある。 ・紅点が細かく分散…

定期更新終了のお知らせ

管理人の体調悪化のため、今後は不定期更新となります。

オキナワチドリの育種(純白花)

Amitostigma lepidum (Hemipilia lepida) , alba form. 2017 deflask seedling. オキナワチドリ純白花、2017年フラスコ出し実生。(選別個体の分球クローン寄せ植え) 「純白花・遺伝子型1」と仮称されている系統。 オキナワチドリ純白花には、要因遺伝子が…

オキナワチドリの育種(多点系)

Amitostigma lepidum (Hemipilia lepida) 'Blotch form' オキナワチドリ多点花。市販の交配実生をがっつり肥培し、肥料に反応して大輪化する個体を選別したもの。 大輪系は肥培すると見違えるほど花が大きくなる。逆に言えば大輪品種でも、体力が無い株はも…

オキナワチドリの育種(無点:虹系)

Amitostigma lepidum ( Hemipilia lepida) 'Spotless with Picoty form' オキナワチドリ無点ぼかし花。通称「虹系オキナワチドリ」。 「虹」というのはウチョウランの旧銘品で、無点ぼかし花という品種がまだ存在していなかった(正確にはほとんど知られてい…

オキナワチドリの属間交配種

Ponerorchis lepida X Shizhenia pinguicula オキナワチドリ4倍体 X 中国大花チドリ。 以前の記事でも紹介した交配種。某業者からの販売例がある。 今まで説明した事が無かったが、園芸界では「A X B」という表記はAが受け・・じゃなかった母親(子房親)で…

オキ「イ」ワチドリ異質3倍体

Amitostigma lepidum 'Tetraploid' X Ami.keiskei オキナワチドリ4倍体(大点花)X イワチドリ2倍体。 母体に4倍体オキナワチドリを使ったためこの個体の遺伝子はオキナワチドリ:イワチドリ=2:1の比率になっている。そのため下記交配種(2倍体 X 2倍体=…

オキイワチドリ(誤字ではない)

Amitostigma lepidum X Ami.keiskei オキナワチドリ大点花♀ X イワチドリ紅一点花♂ オキナワチドリとイワチドリを交配してみたらどう? などと冗談で言う方は時々いるが、花期が一致しづらいので開花調整しないと交配できない。そのため実際にやってみた方は…

Amitostigma lepidum

seedling. やる気がおきない。

Amitostigma lepidum

2020 seedling オキナワチドリ実生。 市販の実生苗には、こういう妙な個体も混入していた。 そういうのを探してきて、交配親にして遊んでみるのは楽しかった。 過去形である。市中にある実生苗はそのうち消える。維持増殖していた人はもういない。

Amitostigma hybrid

Ponerorchis lepida X Shizhenia pinguicula オキナワチドリ X 中国大花チドリ。 某業者が販売している交配種。 以前は両親ともAmitostigma(旧イワチドリ属)だったが、現在はオキナワチドリはPonerorchis(ウチョウラン属)に統合され、学名もAmitostigma …

オキナワチドリの球根

Amitostigma lepidumAmitostigma lepidum tubers. オキナワチドリ交配実生の球根。 交配実生は栽培に適した個体が選別されているので、肥培すれば肥培しただけ素直に大きくなり増殖も良い。沖縄本島産の野生個体だといくら頑張って育てても球根はせいぜい大…

オキナワチドリの段ボール播き

今回はオキナワチドリの段ボール播き記録。 「段ボール播き」とは何か?と言う初心者の方は「段ボール、ダンボール、実生、発芽、ウチョウラン」などの単語を組み合わせて検索してみていただきたい。日本発祥のチドリ類実生法だが、海外にも伝わってDactylor…

園芸検定試験(チドリ類・交配育種)

問2:オキナワチドリの円弁花と、純白花を交配して実生を育成した。この画像の両親の間に生まれた交配実生にどのような花が咲くか、予想を述べよ。 なお、母親には純白花の遺伝因子は無い。また、父親の血族に純白花以外の特別な色彩の花は存在していない。…

園芸検定試験(チドリ類・品種鑑別)

問1:こちらにオキナワチドリの「白花」が2株ある。この2株には根本的な違いがあるが、それは何か。なお、花型や花弁の質の違いは単なる個体差なので無視してよい。 回答:一般人が区別する必要はない。疲れている時にはややこしい解説など読まずに寝よう…

オキナワチドリの生産・販売苗をお探しなら

最新交配品種の画像はこちら 当園は日本で唯一、オキナワチドリの生産・販売をしている専門ナーセリーです。数十年以上も前に採集され、現在も栽培下で維持増殖され続けている旧銘品を栽培保存し、自生地が開発等によって消滅してしまった野生系統の増殖普及…

オキナワチドリ純白地・二条点

seedling in 2019. オキナワチドリ実生初花。純白地・二条点。 花粉塊は黄色。 特にインパクトのある花でもないし、だから何?で終わりである。イワチドリで非常に良く似た品種が量産されて広く出回っているので、多少ランに詳しい方であれば珍しくも何とも…

Amitostigma lepidum seedling

seedling in 2018. オキナワチドリ実生。 数多くの実生の中から「ちょっと変わった花」を探して、検定交配して遺伝特性を調べ、次世代の新しい花を作出する素材として整理していくのが管理人の趣味。 とはいえ一般的な人は植物の種名を覚えることすら一苦労…

オキナワチドリの枯らし方(その5)

沖縄本島北部、オキナワチドリ自生地。 定点観察に行ってみたら、未開花の実生がかろうじて数本残っていたが、開花株は一本も見当たらなかった。 まあ「お前の自作自演だろ?」と言われても否定する材料は何も無い。いずれにしてもこういう事例がある以上、…

オキナワチドリの枯らし方(その4)

販売されているオキナワチドリ。沖縄本島内の某ガーデンセンターにて。 平鉢に赤土(そのへんで掘ってきた)で植え、表面に苔(そのへんで剥いできた)を張り付けてある。植え方が適当で、植物が傾いて根が露出している。草姿から推察して、作りこみ品ではな…

オキナワチドリの枯らし方(その3)

「山野草とミニ盆栽」誌、2018年陽春号(Vol.127) 休刊前のラストラン特集・野生ランを育てる① ・・良い雑誌だったが、出版不況には勝てなかったようだ・・ 東京ドームのラン展において、オキナワチドリで日本のラン部門第一位を受賞した谷亀高広氏が、「オキ…

オキナワチドリの枯らし方(その2)

Amitostigma lepidum in habitat. Higashi village, Okinawa island, Japan.2018 自生地のオキナワチドリ。この自生地ではもう数える程度の本数しか残っていない。 沖縄本島では開発と植生遷移、台風による自生地攪乱などによって毎年のように自生地が消滅し…

オキナワチドリの枯らし方(その1)

Amitostigma lepidum, unnamed seedling in 2018. オキナワチドリ実生。 ネットを見ていると、オキナワチドリを育てている人はそこそこ見つかる。が、栽培情報を書いてくれている方があまり見当たらない。備忘録的に「枯らし方」をメモしておくことにする。 …

Amitostigma lepidum seedling

unnamed seedlind in 2018. オキナワチドリ実生初花。現在の基準で言うと、とりたてて命名するほどの個体ではない。が、形質として若干気になる要素もある。 業者が扱っている実生寄せ植えの中から、こういう個体を引いてきて交配に使ってみると思わぬ発展に…

世界らん展2018 : オキナワチドリがトロフィー賞

Amitostigma lepidum 'Zuisen' cultivated by Takahiro Yagame, Saitama pref. Japan. flowerpot make by Syunji Mituhashi, Tokyo,Japan. 知人による2018年、東京ドーム蘭展からのレポート。(掲載許可済) Yomiuri News, 18/02/2018. 読売新聞2018年2月18…