Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Bidens pilosa var. radiata

from Tropic America. in Okinawa island. タチアワユキセンダングサ。コセンダングサ亜種群の中で、特に花弁の大きいタイプ。オオバナセンダングサともいう。沖縄では最もありふれた雑草の一つで、空き地や荒れ地があれば所かまわず生えまくっている。 もと…

Scutellaria rubropunctata

from Okinawa island, Japan. アカボシタツナミソウ。屋久島から沖縄諸島まで分布する南西諸島の固有種・・なのだが、屋久島と奄美と沖縄本島の個体では微妙に違いがあるようで、DNA解析してみないと同種の範疇かどうか断定しかねるという話もある。今後の研…

Arundina graminifolia

seedling. ナリヤラン実生初花。花弁が平開し、淡色で上品な色合い。

Calanthe discolor var. kanashiroi.

from Okinawa island. カツウダケエビネ。沖縄本島特産のジエビネ南方変種で、外見的にはジエビネと大差が無い。耐寒性が高くないので、降霜がある地域では屋外越冬は難しい模様。 一般には花に香りがあるとされている。しかし香気成分が特殊らしく、人によ…

Rhododendron scabrum

in Okinawa island, Japan. ケラマツツジ八重咲き。沖縄本島植栽。 本島南部はアルカリ土壌なので、酸性土壌を好むツツジ類の植栽には適していない。そのため那覇の市街地などではツツジをあまり見かけない。本島北部の酸性土壌地域だとまとまって植えられて…

Microtis unifolia

from Nursery. ニラバラン。「外国産の珍しい地生蘭の球根」として某業者に入荷したもの。どんな花だろう?とワクワクしながら育ててみたらこれだった。 ニラバランは南方系の冬緑性地生蘭で、九州以北ではきわめて稀。日本では15の都道府県で絶滅危惧種リス…

Amitostigma lepidum 'Unnamed'

seedling. オキナワチドリ連舌個体。

Ixeris debilis ?

in Habitat. Okinawa island, Japan. 沖縄本島、東村の海岸にて。オオジシバリだと思うが、専門外なので確定しかねる。沖縄にはアツバジシバリIxeris debilis var liukiuensisと呼ばれるタイプもあるようだし、個体群によって染色体数が違っている場合もある…

Amitostigma lepidum

abnormal flower. オキナワチドリ実生。普通の花と微妙に違う。(笑) 一過性の変異で固定はしていないと思うが、仮に毎年同じ花が咲くとしても観賞価値にほとんど影響しない。というか写真を撮って拡大しないと気がつかない。そもそも普通の人だと、どのへ…

Arisaema ringens

in Habitat. Okinawa island, Japan. リュウキュウムサシアブミ。学術的には本土産ムサシアブミと同一種とされており区別していない。しかし本土~九州の個体群は花(仏炎苞)の一部が黒紫色だが、奄美大島~台湾の個体群は(内側の部分には黒縞があるが)外…

Bletilla formosana

from Taiwan. アマナラン。知人から株分けしてもらった花色が比較的濃い系統で、赤花アマナランという名前で売られていたとか。 昨日のチャボシランの親は、こういう感じの花であるらしい。画像の花をシランと交配すると花色はほぼ同じものができるそうだ。…

Bletilla hybrid.

from Nursery of Japan. シラン系交配種、通称チャボシラン。ガーデンセンターで購入した。シランBletilla striataとアマナランBle.formosanaの交配種と思われるが、シラン系の交配種はどこでも交配記録をつけずに販売されているので、両親がどんなランなの…

Diuris alba

from Australia. ディウリス・アルバ。白花変種ではなく、そういう学名の基本種。 オーストラリア原産の冬緑性地生蘭で、某業者からまとめて購入した。 こちらは唇弁の斑紋が少ないタイプ。側愕片が長い。 こちらは唇弁が全体に染まるタイプ。側萼片が比較的…

Raphanus sativus

in Okinawa island, Japan. ハマダイコン。日本全国の海岸で見られる野生、というか野良ダイコン。北海道でも沖縄でも普通に野生化しているのだから、どれだけ丈夫なのかと。 ダイコンの原産地は地中海沿岸らしいが、4000年以上前の古代エジプトですでに食用…

Bletilla sp.

from China. 中国産の「小白笈」の一種。黄花小白笈Bletilla ochracea と 白花小白笈 Ble.formosanaの交雑種ではないかと思う。Bletilla属は日本の春咲きエビネと同様、混生地域では複雑に交雑しまくっているので、DNA解析でもしてみないとどの種類が混ざっ…

Amitostigma lepidum 'alba form'

seedling. オキナワチドリ実生。ちょっと緑っぽい。 緑色の発色と赤・紫系の発色には異なる遺伝子が働いているので、どちらか一方の色調のみを強調する育種が可能。理屈の上では純白&緑覆輪花とか造れるはずだが、時間がかかるのに需要は少ないので採算がと…

Bletilla striata

in Okinawa island, Japan. ガーデンセンターの販売品。見ての通り普通のシラン。 が、沖縄ではどこで見てもシランの草丈が低く、時にはダルマシランと呼びたくなるぐらい背の低いものも見かける。本土のものとは系統が違うのかと思っていたが、本土の卸問屋…

Kalanchoe integra

from Okinawa island, Japan. 沖縄産リュウキュウベンケイ。園芸店でおなじみのカランコエの仲間。東南アジア各国に分布するというが、海外の画像を見ると個体群によってかなりの形態差がある。沖縄のものと同種として良いのかどうか、今後の研究に期待した…

Dendorobium okinawense

Endemic in Okinawa island, Japan. オキナワセッコク。沖縄本島北部に自生するセッコクで、茎の長さが60cmを超える。花色はどの個体でもほぼ白一色だが、花型にはかなりの個体差がある。花径の大きいものと小さいものでは倍ぐらいの差があるし、花弁が乱…

Viola stoloniflora

from Okinawa island, Japan. 沖縄本島産オリヅルスミレ。野生では絶滅(ただし同種とも言われる類似個体が再発見されている)で、発見グループにたまたま栽培上級者が参加していたので増殖維持された。学者先生だったら押し葉標本にして終了だったろうし、…