Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

ヤフオク、2022年9月から国内野生生物の出品禁止

絶滅危惧種まで含め、レッドデータ種の個人出品がすべて禁止された。

auctions.yahoo.co.jp

 ・今後、環境省のレッドデータ指定種は ①人工増殖品のみ、②ストア出店者に限り出品が認められる。(出店契約時に登録審査あり。出品時には繁殖環境の画像提示が条件(取引時の注意点を参照))

 ・特定第一種国内希少動植物種など、国から販売許可証を得ている場合でも個人出品は一律禁止。

・そのへんの庭で殖えているシランも、野生では準絶滅危惧なので規約上は出品禁止という事になる。 

 ・一方でセッコク環境省レッドデータ指定は無く、37都道府県での地域指定種)なら出品しても良い?(ちなみに指定種でなくても、山盗り直売などは運営判断でアウトになる模様)

 ・ちなみに現状では、品種メダカのように一目で改良・人工交配種だと判るようなものは(生物種的にはアウトのはずだが)出品が黙認されている模様。(正規に問い合わせれば「ストア登録しろ」と言われそうな気がする

・古典園芸種の寒蘭とか富貴蘭ウチョウランの旧銘品なども、品種メダカと同様に黙認されている模様。要するに客観的にみて繁殖個体だと判断できるかどうかが重要っぽい。

 ・逆に言えば、野生種と見分けがつかないサギソウ無銘青葉や野生型ウチョウラン類は出品しづらくなると予想される。

 *10月追記:古典植物系では、厳格な取り締まりはされていない事に便乗して、野生採取苗などの規約外出品も散見される。

・・とは言っても取引成立まで泳がせておいて、落札した後に購入者も含めてBANされている可能性もある。ユーザーから違反通報があった場合はアウトになる可能性が高い。

 ちなみに某業者は、出品に1種類だけ絶滅危惧種が入っていたため出品が全消しされてBANされたとSNSで報告していた。

 

↓ 関連記事