Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

オキナワチドリの枯らし方(その4)

販売されているオキナワチドリ。沖縄本島内の某ガーデンセンターにて。 平鉢に赤土(そのへんで掘ってきた)で植え、表面に苔(そのへんで剥いできた)を張り付けてある。植え方が適当で、植物が傾いて根が露出している。草姿から推察して、作りこみ品ではな…

オキナワチドリの枯らし方(その3)

「山野草とミニ盆栽」誌、2018年陽春号(Vol.127) 休刊前のラストラン特集・野生ランを育てる① ・・良い雑誌だったが、出版不況には勝てなかったようだ・・ 東京ドームのラン展において、オキナワチドリで日本のラン部門第一位を受賞した谷亀高広氏が、「オキ…

オキナワチドリの枯らし方(その2)

Amitostigma lepidum in habitat. Higashi village, Okinawa island, Japan.2018 自生地のオキナワチドリ。この自生地ではもう数える程度の本数しか残っていない。 沖縄本島では開発と植生遷移、台風による自生地攪乱などによって毎年のように自生地が消滅し…

オキナワチドリの枯らし方(その1)

Amitostigma lepidum, unnamed seedling in 2018. オキナワチドリ実生。 ネットを見ていると、オキナワチドリを育てている人はそこそこ見つかる。が、栽培情報を書いてくれている方があまり見当たらない。備忘録的に「枯らし方」をメモしておくことにする。 …

Amitostigma lepidum seedling

unnamed seedlind in 2018. オキナワチドリ実生初花。現在の基準で言うと、とりたてて命名するほどの個体ではない。が、形質として若干気になる要素もある。 業者が扱っている実生寄せ植えの中から、こういう個体を引いてきて交配に使ってみると思わぬ発展に…

Aristolochia liukiuensis

in Habitat. Okinawa island, Japan. リュウキュウウマノスズクサ。沖縄本島北部にて。 ウマノスズクサ類は独特の個性ある花を咲かせるので、好き嫌いが分かれる。海外の同属には巨大な花を咲かせる種類もあり、日本でも少数ではあるが苗が流通している。 ア…

世界らん展2018 : オキナワチドリがトロフィー賞

Amitostigma lepidum 'Zuisen' cultivated by Takahiro Yagame, Saitama pref. Japan. flowerpot make by Syunji Mituhashi, Tokyo,Japan. 知人による2018年、東京ドーム蘭展からのレポート。(掲載許可済) Yomiuri News, 18/02/2018. 読売新聞2018年2月18…

Post Cards

Old postcard by Imperial Japan Orchid Club, before WW2. 蘭花絵葉書、某蘭展にて。1917年(大正6年)に発足した帝国愛蘭会が発行したもの。当時は温室を作ってランを栽培できるのは皇族か貴族、大富豪ぐらいだった。10代の学生さんが珍種の蘭を地球の裏側…

Dicranopteris linearis

in habitat. Okinawa island, Japan. コシダ。北限は福島県となっているが、どちらかというと南方系のシダ。亜熱帯地域に広く分布する。 沖縄本島では北部の山地で大きな群落が普通に見られる。葉が密生して地面を覆い尽くし、枯れた葉や茎は分解されにくく…

Amitostigma hybrid

Amitostigma lepidum X A.keiskei オキナワチドリ大点♀ × イワチドリ標準花♂ 上画像の実生姉妹。斑紋が多少異なる。 二枚葉であることを除けば、イワチドリと大差は無い。父親似なので交配が成立していることは推察できるが、これだと見た目に新鮮味が感じら…

Malaxis purpurea

from Okinawa island, Japan. 沖縄本島産のオキナワヒメランという説明のもとに、知人から種子をもらったラン。無菌培養で育成して開花させた。沖縄には酷似したカンダヒメランM.kandaeというランもあると言われているが、ネットで検索してみてもオキナワと…

Allium pseudojaponicum

from Amami island. アマミラッキョウ(タマムラサキ)。奄美大島産。知人から栽培株を分けてもらって育てている。 本土のヤマラッキョウは葉が円筒状で中空だが、アマミラッキョウはニラのように葉が扁平で中実。その中間タイプのナンゴクヤマラッキョウと…

Nervilia nipponica propagation in flask

bloom in flask > autopollination > mature seeds > autocultivation 昨年12月に紹介した沖縄本島産ムカゴサイシンの続報。菌依存性が高く、鉢栽培は困難なのでフラスコから出さずに継代培養しているが、今年は5本が開花してそのうち1本が結実した。 鉢栽…

Lygodium japonicum var. microstachyum

in habitat. Okinawa island, Japan. ナガバカニクサ。沖縄本島にて。 本土に分布するカニクサの変種で、頂裂片がカニクサに比べてやや長い。葉の光沢が若干強いのでテリバカニクサの別名があるという。ツル性で他の植物にからみつきながら伸び、よく育つと…

Stenoglottis hybrid.

Stenoglottis (longifolia X fimbriata)X self. 通称ムレチドリ。もともと「ムレチドリ」は南アフリカ固有種Stenoglottis longifoliaの和名だったようだが、最近では同属のSt.fimbriata(ウズラバムレチドリ)との交配種、およびその後代がムレチドリの商品…

Macodes petola

in Orchid Show. マコデス・ペトラ、和名ナンバンカゴメラン。(環境省資料ではナンバンカモメラン) 某蘭展にて撮影。 いわゆるジュエルオーキッドの一つ。画像では判りにくいが、実物は葉脈がキラキラと光を反射し金属感のあるパウダーゴールドに輝いてい…

Phalaenopsis Anna-Larati soekardi

cultivate by A.Orchid nursery@Okinawa. コチョウランの小型原種交配。(Phal.pulcherrima ×parisii) 沖縄のA洋蘭園の栽培品。花型はparishiiに近い印象。 この交配種を親にした後代も作出されているが、山野草的でなかなか面白い。 http://farm4.staticfl…

チュウミズトンボの種子

continue from 01/08/2017 25 days after pollination 8月1日の記事の続き。 (ミズトンボ×オオミズトンボ)×セルフ、交配後25日目 seed pods 果実の拡大画像。 almost mature embryo of 25 days seeds 稔性チェックのため果実から取り出した種子、拡大画像…

Tylophora matsumurae

flower ヒメイヨカズラ。ガガイモ科の多年草。 知人から実生苗を譲ってもらったもので、正確な産地は不明。野生での分布域は鹿児島県(島嶼)以南、琉球列島。伊豆諸島・九州・沖縄に分布するツルモウリンカの海岸型矮性タイプと言われているが、確定されて…

チュウミズトンボ(仮称)

Habenaria sagittifera X Hab. linearifolia ミズトンボ♀ X オオミズトンボ♂ 人工交配個体。某植物園バックヤードにて撮影。仮称はチュウミズトンボ(笑) 萼片がミズトンボより白いが、後ろに強く反転する特徴はミズトンボに近い。距の形状は両親の中間型。…

Diplocyclos palmatus

in Okinawa island. オキナワスズメウリ。沖縄本島・那覇市にて撮影。 台湾からインド、オーストラリアやアフリカまで広く分布しているようだが日本国内ではトカラ列島以南、ほぼ沖縄にしか自生していない。そのため一昔前には知っている人のほうが少ない珍…

Chloraea bletioides

from Chile. 栽培するのが割に合わない蘭シリーズその3、クロラエア・ブレチオイデス。知人の栽培品で性質はクリサンタに準ずるとのこと。これも数年前に某業者が限定販売したランで、最近ではヤ〇オクにも出品があった。 今回紹介したクロラエア属の中では…

Chloraea incisa

from Chile. 栽培するのが割に合わない蘭シリーズ、その2。 チリ産の地生蘭クロラエア・インチサ、管理人栽培個体。数年前に某業者が数量限定でネット通販していたラン。性質は前回のクロラエア・クリサンタとほぼ同じだが、花に微香がある。草姿は見ただけ…

Chloraea chrysantha

from Chile. 知人宅で栽培されている南米チリ産の地生蘭。クロラエア・クリスタータというインボイスネームで輸入されたそうだが、クロラエア・クリサンタではないかと思う。 www.chileflora.com 全体像。上画像の背後の四角いタイルの一辺がちょうど30㎝、…

Musa balbisiana?

in Okinawa island. 熱帯アジアが原産とされる、食用バナナの元となった原種品種群の一つ。沖縄では繊維採取用に栽培され、イトバショウと呼ばれている。ただしイトバショウというのは繊維用バナナの総称で、別種のMusa liukiuensisも同じくイトバショウと呼…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリ純白紫点花。花粉塊は黄色。 こういう花と前回の淡点花を交配すれば、後代で純白淡点花を作出できる可能性もある。

Amitostigma lepidum 'pale blotch'

(Amitostigma lepidum 'Blotch form' X 'Eikou') X self. (オキナワチドリ大点花×淡点花「栄光」)×セルフ。 画像個体の親株(F1個体)は多少斑紋が大きめな以外、ほぼ標準花。その花をセルフ交配した孫世代が画像個体。今年はまだ全個体が開花していないの…

Macropodus opercularis

Paradise gourami fish with Ryukyu Glass. in Okinawa island. 今回は植物の話はちょっとお休みして番外編。琉球ガラスの金魚鉢で飼育中のタイワンキンギョ。沖縄本島の民芸品店にて。 飼育システムとして見た場合にはツッコミ所しか見当たらないのだが、琉…

世界らん展2017

monthly 'Horticulture of Japan' 04/2017 月刊「園芸JAPAN」(エスプレス・メディア出版)2017年4月号を購入。2月に開催された東京ドーム蘭展の速報記事に、オキナワチドリが日本の蘭部門で入賞したと書いてあった。 連載「寝ても覚めても羽蝶蘭」では、番…

Zizyphus mauritiana

Indian Jujube fruits, cultivate in Okinawa island, Japan. delicious. インドナツメ。インド原産の果樹で、最近になって沖縄で栽培されはじめた。生産量はまだ少ないようで、観光客の来る土産物店の高級フルーツ売り場などでしか見かけない。けっこう良い…