from Amami island.
アマミラッキョウ(タマムラサキ)。奄美大島産。知人から栽培株を分けてもらって育てている。
本土のヤマラッキョウは葉が円筒状で中空だが、アマミラッキョウはニラのように葉が扁平で中実。その中間タイプのナンゴクヤマラッキョウというのもあるそうだ。これらが地域変異の範疇なのか、はたまた別種とすべきものなのか、あるいは倍数化or交雑起原なのか情報が乏しくて管理人にはよく判らない。
アマミラッキョウとされる個体でも、産地によって4倍体やら雑種起原やらいろいろあるらしいがDNA鑑定でもしないと判別は難しい。画像個体は奄美大島産なのでアマミラッキョウで良いと思うのだが、同定に自信は無い。本土のヤマラッキョウの場合でも産地によって2倍体個体群、4倍体個体群、8倍体個体群があって、生育環境も湿原だったり乾燥した丘陵だったり岩場だったり同種と思えないくらい生態に違いがあるという。染色体数が違っていても外見的には酷似していて、ネット画像では識別が困難。詳しいことは学者先生におまかせしたい。
栽培については特筆すべき事も無い。ごく普通のラッキョウである。
こちらは植え替えの時に撮影した球根画像。普通に食用にできそうな感じだが、食べてみた事は無い。