Amitostigma lepidum 'Honoo'

from Okinawa island, Japan.

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オキナワチドリ「炎」(ほのお)。沖縄本島、東村・川田地区で20年以上前に発見されたと伝えられる。現在の自生地は植生遷移でオキナワチドリが消滅しており、大点花どころか並花一本も見つけることはできない。

野生由来の旧銘品の中では最も評価が高い花の一つだが、性質が弱く栽培は難しい。管理人も油断して消滅寸前まで作落ちさせた事があり、なんとか回復させた今でも栽培には気が抜けず胃が痛くなる。たまに殖えることもあるので、危険分散のためベテラン級と思われる人だけ選んで20年で計20人ぐらいに配った。が、ほとんどの人はすぐ枯らしている。育てられた人も現状維持がやっとで、一応殖やすところまでいった人は1~2人程度。

この品種に限らず、沖縄本島産の野生由来品種は性質が極端に弱いものが珍しくない。たまたま強健だったので増殖普及した品種や、体質強化されている交配実生を最初に入手して「オキナワチドリの栽培なんて簡単だ」とか思いこんでしまった栽培者だと、気難しい個体でも舐めた育て方をしてしまって駄目にする。あらかじめ地雷原の場所を教えておいても、そこまで気にしなくても何とかなるでしょ~~と言いながら突き進んで爆死する。管理人はこういう品種を「ベテラン殺し」と呼んでいる。

 

outcross seedling of 'Honoo'

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「炎」の後代実生。いろいろな品種と掛け合わせて体質強化をはかっている。斑紋をもっと広げてベタ赤に近い状態に持っていけないか画策中。