in habitat. Nakijin village, Okinawa island, Japan.
自生地はハブの巣窟で、足場も悪いので案内人無しで行くと簡単に死ねる。
観賞価値はそれほど高くないと思うのだが、カンアオイ類はコレクターが多く、観賞価値にかかわらずコレクトアイテムとして盗掘されてしまう。本種のようにもともと個体数が少ない種類だと、採りつくされて自生地で見るのはもう不可能に近い。画像は案内人の方がガイドして見せてくれた個体だが、一日中散策してもこの個体以外には一本も見つからなかった。
栽培は易しいとは言えない(一般人基準)が、ベテラン栽培者であれば増殖も可能なので、ごく少数ではあるが栽培下での増殖品が流通する。なお、2017年に「特定」希少動植物種に指定され、販売許可証をもつ業者以外は販売・譲渡が禁止されている。
ちなみに園芸店では変異個体としてオナガサイシンの「赤花」や「素心」と呼ばれる個体も流通しているようだが、それらに関してはよく似た別種ではないかとの事。詳しくはこちらのサイトを参照。
ASARUM JAPAN オナガサイシン