Bidens pilosa var. radiata

from Tropic America. in Okinawa island.

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タチアワユキセンダングサコセンダングサ亜種群の中で、特に花弁の大きいタイプ。オオバナセンダングサともいう。沖縄では最もありふれた雑草の一つで、空き地や荒れ地があれば所かまわず生えまくっている。

もともとは熱帯アメリカ産で、観賞用に持ち込まれたものが野生化したというのが定説。が、種子はいわゆる「ひっつき虫」で、いろいろなものに付着して遠くに運ばれる。もしかしたら米軍物資に・・いえ何でもありません何か言いました?

稀に見事な斑入り個体などもあって栽培欲をそそられる。が、残念なことに個体寿命が短く、開花すると弱って枯れてしまうことが多いので栽培には向いていない。定期的に刈り込んで新規に萌芽させ、さし芽などでバックアップ苗を作っておけば長期維持も不可能ではないだろうが、そこまで手間をかけるぐらいならもっと珍しい草を育てるのが普通だろう。

ちなみに新芽は食用にでき、キク科特有の香気があって珍味。ゆでたものには少々癖があるが、天麩羅などにすればたいていの人が美味しく食べられると思う。まあ空き地の雑草なので食用としてはイメージ的に難があり、おそうざい屋のメニューになっている事も無いではないが一般的な食品ではない。

一方、最近になって沖縄県宮古島では本種を畑で栽培し、「宮古島ビデンス・ピローサ」という商品名で健康食品に加工して売り出している。もともと荒地に生える雑草なので病虫害をほとんど気にする必要がなく、無農薬・無化学肥料で育ち、温帯域では育たないので本土農家と競合する心配も無い。誰も見向きもしなかった雑草が村おこし用の商品作物になるとは、その手があったか!という感じである。

・・まあ、健康食品としてどの程度の効能が期待できるかはちょっとアレな気もするが、無農薬有機栽培だし、地元の民宿で天麩羅にしたりして供するのであれば素晴らしい素材になりえる気がする。