from Okinawa island, Japan.
リュウキュウツワブキ。奄美大島、沖縄本島、西表島に分布するツワブキの渓流型変種。つまり増水時に葉がちぎれたりしないように、葉型が小さく細くなったツワブキである。
斑入りや葉変わりなどの選別個体が栄養繁殖されて流通している。ただし専門コレクターがあまりいない植物なので、まとまった品種を一堂に見る機会はほとんど無い。
普通のツワブキと連続した変異があり、交配すると中間型が出てくるそうなので同種と考えるべきかもしれない。が、自生環境が渓流だと大葉種が流され、通常の場所だと小型種が淘汰されてしまうので、その結果として別物に進化しつつあるらしい。
キク科の通例通り自家不和合で、育種が面倒なので意図的に新品種を作っている方はほとんどいない模様。
Far.japonicum #1 in Okinawa island
こちらは参考までに普通のツワブキ。ちょっと丸弁。
Far.japonicum #2 in Okinawa island.
こちらも普通のツワブキ。やや細弁。個体差が大きいが、花物としてはあまり注目されていないようである。