Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

Arundina hybrid.

Arundina gmaminifolia alba X Aru.sp.'Myanmer Red Dwarf'.

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ナリヤラン「中型・半耐寒性・純白」×「矮性・非耐寒性・濃色」

実生初花は手乗りサイズでかわいい。普通のナリヤランだと、この大きさでは咲かない。

一般のナリヤランはわりと寒さに弱く、本土だときちんと温室に入れて加温をかけないと、葉が落ちてみじめな状態になってしまうことが多い。が、系統によっては比較的寒さに耐えられるものもある。画像個体の母親にはそういう系統を使用している。この交配種の耐寒性は母親寄りで、それほど極端に寒がらないので扱いは難しくない。

実生の花色は白っぽいものからかなり色の濃いものまでバラつきが出ており、今後の選別が必要。言うまでもないが、純白花は劣性形質なのでF1(交配第一世代)はすべて有色花になる。稔性に問題は無いようなので、F2以降での形質分離は可能と思われる。