Okinawan plants

日本産の野生ランを育てるのは犯罪です

こちらが法律で規制されている種類のリスト。 https://www.env.go.jp/nature/kisho/pamphlet/pdf/kokunaikisho.pdf 環境省は、絶滅が危惧されている種類をすべて追加指定していく方向で動いている。ラン科に関しては、最終的にほとんどの種類が該当種になる…

Calanthe Dominii ?

in Orchid show 夏咲きエビネ系交配種。某所の蘭展示会にて。コロナウイルスの影響で、展示会というものが存続できるかどうか怪しい。 画像は俗に「琉球エビネ」という流通名で呼ばれている植物。花色が良いが耐暑性に乏しいオナガエビネと、耐暑性のあるツ…

New Book

沖縄産イネ科ハンドブック。欲しい方は絶対欲しい、いらない方はタダでもいらないという二極分化した反応の出る書籍。管理人は前者。 いやもう見るからにつまらない。誰が買うんだこんな本。誰得っていうか俺得。こういうニッチな本が出てしまうところが日本…

Spiranthes sinensis var.sinensis

from Okinawa island, Japan ナンゴクネジバナ。沖縄本島では本土のネジバナと同様、芝生に生えている。一般的には花弁の先端のみがほんのり赤く染まる、いわゆる「口紅咲き」の個体が多いが、画像個体は比較的濃色で本土のネジバナとほとんど区別がつかない…

Farfugium japonicum var. luchuense

from Okinawa island, Japan. リュウキュウツワブキ。奄美大島、沖縄本島、西表島に分布するツワブキの渓流型変種。つまり増水時に葉がちぎれたりしないように、葉型が小さく細くなったツワブキである。 斑入りや葉変わりなどの選別個体が栄養繁殖されて流通…

Aster asagrayi var. warker

from Yonaguni island, Okinawa, Japan. ヨナグニイソノギク。(環境庁の資料ではヨナ「ク」ニイソノギクだが、現地の地名発音がヨナグニなので当ブログでは意図的にヨナグニと書いている。) 平成31年度に特定第一種国内希少野生動植物種に指定されたため (…

何これ

unknown in Yomitan village, Okinawa island. ススキっぽい何か。沖縄本島、読谷村にて撮影。 印象としてはススキの種子が穂から脱落せずに発芽している、という感じなのだが、穂の形自体が変形しているようにも見える。あるいはヤグラネギのススキ版という…

Spiranthes sinensis var. sinensis?

from Kunigami village, Okinawa island, Japan. ナンゴクネジバナっぽい何か。沖縄本島国頭村、9月3日撮影。 画像だと純白花に見えるが、実物は花弁がうっすらとピンクに発色している。花序は無毛。 形態的にはナンゴクネジバナなのだが、ナンゴクネジバナ…

Ranunculus ternatus var.lutchuensis

cultivate in Okinawa island リュウキュウヒキノカサ。沖縄本島の某所で栽培されていた個体。 喜界島から沖縄諸島にかけて局所分布する植物で、環境省カテゴリーでは絶滅危惧1Aの希少植物。栽培自体は簡単なのだが、見てのとおり非常にショボい 侘びた佇ま…

Sophora tomentosa

in Habitat. Okinawa island, Japan. イソフジの花。沖縄本島中部、東海岸にて。 熱帯域の海浜に自生するマメ科の低木。日本では奄美大島が分布北限らしい。 葉に海水をはじく短毛が密生して銀色に見え、ビロード調の手触りである。鉢植えにするには少し大き…

Scutellaria rubropunctata

from Amami island, Japan. アカボシタツナミソウ、紅一点花風。奄美大島産。 アカボシタツナミソウは屋久島から沖縄本島にかけて分布する、琉球列島固有種。耐寒性があり、本土でも強く凍結させなければ屋外でも越冬する。花がそこそこ綺麗で栽培も容易だが…

Okinawan traditional Citron

left: Citrus unshiu / center: Citrus oto / right: Citrus depressa 左はウンシュウミカン、つまり普通の蜜柑。中央は沖縄在来種のオートー。右は本土でも知名度が上がってきたヒラミレモン、沖縄名シークヮーサー。 オートーは沖縄在来柑橘の中では一番ポ…

Selaginella lutchuensis

in habitat. Okinawa island, Japan. ヒメムカデクラマゴケ。沖縄本島中部にて。 コケという名前だが、シダの一種。国産種で言うとイワヒバやカタヒバと同属だが、ものすごく小型で目立たない。分布域は鹿児島県南部以南(ネットでは八丈島にも分布している…

ダイサギソウは栽培不可能(異論は認めない)

Habenaria dentata ’Hakuho-zhishi'(White Phoenix) from Okinawa island, Japan. ダイサギソウ「白鳳獅子」系。沖縄本島で見つかった変異系統。亡き師匠が発見者から譲り受けた個体がオリジンだそうで、管理人は師匠から種子を分けてもらって無菌培養で育成…

Aster asa-grayi

in habitat, Okinawa island, Japan. イソノギク。奄美大島、沖永良部島、沖縄本島に分布する。海岸の岩場で見られるが、自然海岸が破壊されつくした沖縄本島では、まとまった個体数が見られるのは天然記念物指定の景勝地、万座毛の風衝植生地域ぐらいしか無…

Juniperus taxifolia var. lutchuensis

from Okinawa island. 管理人宅植栽、オキナワハイネズ雌木・・だと思うが、本土産のハイネズと酷似しており、正直なところ同定には自信が無い。 20年以上前に沖縄本島北部の海岸に自生していた個体から果実を採ってきて、自宅で実生育成したもの。なので自…

Leucas mollissima var.chinensis

from Okinawa island, Japan. ヤンバルツルハッカ。沖縄本島産。画像個体は管理人の作場で雑草化していた個体で、若干日照が少ないため葉が長くて色が濃い。海岸で潮風と直射光に当たっている個体は黄緑色の葉で肉厚で毛深く、別種のような印象になる。 トカ…

Vanda lamelata

in Orchid show, Okinawa island. コウトウヒスイラン。沖縄本島の某蘭展にて。 コウトウヒスイランは台湾の紅頭嶼(こうとうしょ。現在の蘭嶼(ランユー)島。)に自生する翡翠蘭(バンダ属の和名)という意味。日本国内で唯一のバンダ属と言われていたが、…

Asarum caudigerum

in habitat. Nakijin village, Okinawa island, Japan. オナガサイシン、別名カツウダケカンアオイ。自生地にて撮影。 自生地はハブの巣窟で、足場も悪いので案内人無しで行くと簡単に死ねる。 観賞価値はそれほど高くないと思うのだが、カンアオイ類はコレ…

Aristolochia liukiuensis

in Habitat. Okinawa island, Japan. リュウキュウウマノスズクサ。沖縄本島北部にて。 ウマノスズクサ類は独特の個性ある花を咲かせるので、好き嫌いが分かれる。海外の同属には巨大な花を咲かせる種類もあり、日本でも少数ではあるが苗が流通している。 ア…

Dicranopteris linearis

in habitat. Okinawa island, Japan. コシダ。北限は福島県となっているが、どちらかというと南方系のシダ。亜熱帯地域に広く分布する。 沖縄本島では北部の山地で大きな群落が普通に見られる。葉が密生して地面を覆い尽くし、枯れた葉や茎は分解されにくく…

Malaxis purpurea

from Okinawa island, Japan. 沖縄本島産のオキナワヒメランという説明のもとに、知人から種子をもらったラン。無菌培養で育成して開花させた。沖縄には酷似したカンダヒメランM.kandaeというランもあると言われているが、ネットで検索してみてもオキナワと…

Allium pseudojaponicum

from Amami island. アマミラッキョウ(タマムラサキ)。奄美大島産。知人から栽培株を分けてもらって育てている。 本土のヤマラッキョウは葉が円筒状で中空だが、アマミラッキョウはニラのように葉が扁平で中実。その中間タイプのナンゴクヤマラッキョウと…

Nervilia nipponica propagation in flask

bloom in flask > autopollination > mature seeds > autocultivation 昨年12月に紹介した沖縄本島産ムカゴサイシンの続報。菌依存性が高く、鉢栽培は困難なのでフラスコから出さずに継代培養しているが、今年は5本が開花してそのうち1本が結実した。 鉢栽…

Lygodium japonicum var. microstachyum

in habitat. Okinawa island, Japan. ナガバカニクサ。沖縄本島にて。 本土に分布するカニクサの変種で、頂裂片がカニクサに比べてやや長い。葉の光沢が若干強いのでテリバカニクサの別名があるという。ツル性で他の植物にからみつきながら伸び、よく育つと…

Macodes petola

in Orchid Show. マコデス・ペトラ、和名ナンバンカゴメラン。(環境省資料ではナンバンカモメラン) 某蘭展にて撮影。 いわゆるジュエルオーキッドの一つ。画像では判りにくいが、実物は葉脈がキラキラと光を反射し金属感のあるパウダーゴールドに輝いてい…

Tylophora matsumurae

flower ヒメイヨカズラ。ガガイモ科の多年草。 知人から実生苗を譲ってもらったもので、正確な産地は不明。野生での分布域は鹿児島県(島嶼)以南、琉球列島。伊豆諸島・九州・沖縄に分布するツルモウリンカの海岸型矮性タイプと言われているが、確定されて…

Diplocyclos palmatus

in Okinawa island. オキナワスズメウリ。沖縄本島・那覇市にて撮影。 台湾からインド、オーストラリアやアフリカまで広く分布しているようだが日本国内ではトカラ列島以南、ほぼ沖縄にしか自生していない。そのため一昔前には知っている人のほうが少ない珍…

Musa balbisiana?

in Okinawa island. 熱帯アジアが原産とされる、食用バナナの元となった原種品種群の一つ。沖縄では繊維採取用に栽培され、イトバショウと呼ばれている。ただしイトバショウというのは繊維用バナナの総称で、別種のMusa liukiuensisも同じくイトバショウと呼…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリの開花が始まった。画像はイワチドリに似た個体。 高温期が長い沖縄では、いわゆるチドリ類はほとんどすべて栽培できない。それゆえ沖縄でも育てられるオキナワチドリの存在価値は高い・・と思っていたのだが、小型野生蘭の栽培経験…