cultivate in Okinawa island, Japan.
サラダヘチマ。「生食できるヘチマ」というふれこみで栽培されている品種。普通のヘチマの果実よりも太短い。
ヘチマを食べる、というと本土の方は怪訝な顔をされるが、沖縄や東南アジア諸国ではスーパーでもごく普通に売っている食用野菜である。原種に近いものは苦味が強くて食べられないが、食用として品種改良されたものはほぼ苦味が無く、新鮮なうちに加熱調理すると、甘味のある汁がたっぷりと出てとろりと柔らかくなる。若干の青臭さ、土臭さがあるので沖縄県民でも好き嫌いのある野菜だが、管理人は好物である。
サラダヘチマは種子ができる前の若い果実をサラダにする。水茄子のヘチマ版のようなものである。サクサクとした歯触りが好ましいが、生食だとサポニン系のいがらっぽい風味がわずかに感じられる。けっして不味くはないのだが、皮をむいてそのまま丸かじりしたいほど美味だとも言い難い。(*個人の感想です)まあ、味付け次第でいろいろ印象が変わってきそうな食材ではある。
ともあれ、本土ではヘチマを実食する機会は乏しいと思う。ご来沖いただいた際にはぜひご賞味いただきたい。
季節メニューだが、某回転寿司には茹でヘチマ握り島味噌ダレなどというものもある。一見ジョーク的存在に思えるが、意外と美味かったりする(笑)