Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

Hong Kong orchid tree

Bauhinia X blakeana

form Hong Kong. cultivate in Higashi village, Okinawa island, Japan

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オオバナソシンカ(大花蘇芯花)。葉が偶蹄類の蹄の形に似ており、沖縄ではヨウテイボク(羊蹄木)という名前でも呼ばれている。アカバナハカマノキ(赤花袴乃木)ともいう。あるいは英名でオーキッドツリー。呼び名が一定していないので人と話をする時に困る。(苦笑)

マメ科の樹木だが、マメ科っぽくない大型の美しい花を咲かせる。やや大型になるので一般住宅の庭に植栽されることは多くないが、街路樹などになっているのをしばしば見かける。

遺伝子解析によるとムラサキソシンカBauhinia purpureaを母樹にもつ交雑種で、花粉樹はフイリソシンカBauhinia variegata と推定されているが確定していない模様。1880年頃に香港で発見され、稔性が無く結実しないため挿し木などによって殖やされ、各国に普及したとされる。が、戻し交配あるいは非常に低い確率で種子ができるらしく、その中には稔性のある個体も見つかっているようだ。(出典:ウィキペディア英語版↓)

花には菊に似た淡い香りがある。おひたしにすると食用菊のように食べられるという話だが、街路樹の花をむしる勇気が無く、いまだ確認できていない。