Malaxis purpurea

from Okinawa island, Japan.

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沖縄本島産のオキナワヒメランという説明のもとに、知人から種子をもらったラン。無菌培養で育成して開花させた。沖縄には酷似したカンダヒメランM.kandaeというランもあると言われているが、ネットで検索してみてもオキナワとカンダは完全に混同されているようで、典型的個体というものがどういう花なのか全然わからない。両者は同種であるという説を採用する方も少なからずおられるようだ。

花基部の苞葉が大きいのがカンダヒメラン、小さいのがオキナワヒメランという説もある。その意見に従うならリンク先の西表島産の個体はカンダヒメランという事になるだろう。

irimuti.cocolog-nifty.com

 

一方、知人から栽培情報を集めたところ「枯れにくく、栄養繁殖して殖える系統」と「花が咲くと高率で枯れてしまい、栄養繁殖もしないため長期栽培が困難な系統」があるという。これらがそれぞれオキナワとカンダに相当する別種なのか、あるいは同種内での個体差なのか、そのへんは混沌としていて管理人には判断しかねる。

ちなみに今回の画像個体は後者。開花までの育成はさほど難しくないが、まったくと言ってよいほど分球しないうえに開花すると腐って枯れてしまうことが多く、少なくとも管理人には同一個体の長期維持はほぼ不可能。

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開花後に自動結実して果実が鈴成りになるため、無菌播種ができれば世代更新は可能。ただ、前述のごとく花が咲くと枯れてしまうので苦労して育てる意味はほとんどない。

栄養繁殖する系統があるとしても、どのみち栽培が簡単なランではない。観賞価値の高い植物でもないので栽培の労力対効果は著しく低いと言わざるをえない。こういうものは見かけても育てようなどとは思わずに、野に置いて眺めるだけにしておくのが賢いのではあるまいか。