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Nervilia nipponica

Terrestrial orchids Okinawan plants

from Okinawa island, Japan. in flask propagation.

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沖縄本島産ムカゴサイシン、フラスコ実生。某研究者が研究材料として採集してきた果実を強奪し、サヤの中に入っていた種子を培養したもの。

 

bloom in flask.

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フラスコ内での開花。沖縄本島には「ムカゴサイシン」と「ムカゴサイシンモドキ」が分布していて、葉だけでは識別不可能。花の特徴からムカゴサイシンと判断したが、確信は無い。

花と葉の出る時期がズレていて、基本的には葉と花を同時には見られない。野生個体の生活史についてはこちらのサイトが秀逸。

ムカゴサイシン -1- ラン科 Nervilia nipponica

 

new tuber in flask.

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フラスコ内でできた新球茎。通常は培地深くまでストロンを伸ばし、フラスコの底で新球茎が形成されるが、この個体ではたまたま空気中に球茎が形成されたので撮影してみた。今の時期は花も葉も枯れ、新球茎のみが生き残って越冬する。生育が良好だと2個以上の新球茎ができることもあるが、小さい苗だと画像のように2個目の新球茎は大きくならず、翌春に芽を出す力がなかったりすることもある。

本種は菌依存性が高いようで、長期間の鉢栽培はほぼ不可能のようだ。実質的には、いわゆる「腐生蘭」として扱うのが妥当だろう。菌共生させていない状態でも一年ぐらいなら生きている「こともある」らしいが、開花させると体力を使い果たして枯れてしまうそうだ。自生地でも結実した場合にはほぼ枯れてしまうようで、環境省の資料には成熟個体になってからの平均寿命は2年に満たない、とある。

絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全|取り組み事例

フラスコ内では交配が成立しないので結実はせず、開花後に小さな葉を出して数年かけてまた開花株まで生長していく場合が多い。が、もし種子を作らせればおそらく衰弱消滅してしまうのだろう。

球茎を培地にもぐりこんだまま放置しておくと窒息して腐ってしまうので、冬のうちに無菌操作で掘り出して新しい培地に移植する。このまま年1回の継代を継続すれば、ある程度の年月は維持できるかもしれない。しかし、鉢内で共生菌を培養する技術の無い管理人には「栽培」に移行することはできそうもない。

 

Nervilia taiwaniana, from Taiwan, in flask.

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参考までに台湾ムカゴサイシン(單花脈葉蘭)の無菌培養。小苗では明瞭でないが、葉にチェッカーボードのような地模様が入るのが特徴。

こちらは鉢栽培が一応可能で、国内で個人栽培家が分球増殖させた苗が稀に流通することがある。とはいえ栽培好適条件が非常に狭く、普通のレベルの栽培者だとほぼ100%枯らすので増殖普及する見込みは無い。

画像の苗は国内栽培品のセルフ交配種子から培養したものだが、自家受粉苗だと親株よりも性質が弱くなっていることが予想され、フラスコから出して育てる自信は無い。培養条件の研究には使えるが、異なる自生場所から複数個体を輸入して交配育種するのでなければ園芸的には苗を作っても無意味である。