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Lobelia loochooensis

from Amami island, Kagoshima pref., Japan.

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マルバハタケムシロ。奄美と沖縄に分布する希少種だが、沖縄本島ではすでに絶滅したと聞く。

冬期に加温が必要(最低でも10℃くらい。短期間の低温には耐えるが、周年生長型で、低温で生長が止まった状態が続くと調子を崩して腐る)なことを除けば栽培はそれほど難しくない。稀ではあるが、増殖個体が山野草として流通することもある。しかし植物体が小型で、客観的に見れば雑草の域を出ない。

よく似た草姿の園芸植物として、ニュージーランド産のPratia pedunculata, P. angulata,熱帯アジア産のP. nummularia などが流通しているが、観賞価値ではそれらのほうが優れている。まあ、よほど物好きな人でないと本種をわざわざ栽培対象には選ばないだろう。

奄美大島の自生地の一つは観光客が来る景勝地の一角だそうだが、盗掘していく人は誰もいないらしい。植物にとっては良いことだが、存在に気づいてもらえず無視されるのも何だかなあ、という感じではある。