本日のテーマは陸棲藍藻のイシクラゲ。自生写真がグロ画像に近いので最後に回し、サムネイル表示用に「沖縄島豆腐のカプレーゼ」の画像を貼っておく。
美しい花の画像を見に来た、という方は今回の記事はパスして次に行きましょう。
ということで本題。
イシクラゲと言っても判る方のほうが少ないと思うが、日本全国に分布しているコケっぽい植物。ぶっちゃけて言うと雨の後でグラウンドの芝生の隙間に見つかる、緑色でゼリー状の謎物体。
沖縄には昭和の頃まで、それを食す習慣があった。
・・はい、気持ち悪いと思った人はここで閉じましょうね。
続けます。
沖縄ではモーアーサ(野アオサ)と呼び、大正時代まではハレの日の食材として重箱に詰める料理の一つにもなっていたという。が、採集や調理に手間がかかるためしだいに利用されなくなり、それでも昭和末期まで細々と市場で売られていたが、最近は売品をまったく見かけなくなった。
管理人も若い頃に郷土料理店で食したことがあるが、味は意外と悪くない。
人工培養して宇宙食に利用しようという動きもある。
ダイエット効果やデトックス作用、抗癌効果、抗ウイルス効果などもあるスーパー食材だとも言われ、注目度は急上昇している。ただし農薬や重金属、セシウム、犬のフンなどを吸収蓄積している事もあるらしく、採集場所はよく選ばないと駄目なようだ。
・・最初に食べた人は勇気あると思う。