unknown grex seedling.
シラン系実生。栽培場に放置してあった枯れ鉢から勝手に生えてきた。純粋なシランではなく小白笈系の小型種の血が混ざっていると思われる。チャボシラン(シラン×アマナラン)が親ではないかと推測しているが、正解は不明。
管理人の栽培場の近在にはシランの自生地は無いが、交雑種子がシラン自生地まで飛んでいけば、知らないうちに遺伝子汚染を引き起こす可能性があるので注意せねばならない。教科書的対応としては果実ができたら摘み取って、種子が飛散しないよう管理すべきだろう。
まあ、普通のシランのほうが栽培数ははるかに多いし、おそらく日本各地ですでに種子が栽培逸出しているだろう。野外個体があっても原生種か野良シランか、はたまた史前帰化種か、系統解析でもしてみないと判らないのが実情のような気もするが・・。