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Plectranthus ornatus?

Foreign plants

from Africa.

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プレクトランサスsp。沖縄本島植栽。Plectranthus ornatus、P. neochilus、P.caninus などの学名で検索すると似た画像が出てくるが、識別点がよく判らず管理人の知識では正確に種名同定できない。

霜に当てると枯れるので本土ではあまり栽培されていないようだが、沖縄では屋外で放任栽培が可能で広く普及している。30年ぐらい前に誰かが沖縄に持ち込んだらしいが、来歴は定かでない。温度さえ保てればきわめて強健で、挿し木で簡単に殖やせるため、手渡しで人から人に広まってきた模様。

・・でまあ、普及するのは良いのだが、その過程で名称が混乱しまくっている。沖縄では本種はボルトジンユ(ポルトジンユ)、またはマンジェリコンと呼ばれているが、類似種のP. amboinicus? (か何かよく判らないが)本種とよく似た植物もいくつか栽培されていて、そちらもボルトジンユ、あるいはマンジェリコンと呼ばれている。どうも複数種が混同された状態で同時に広まっているらしい。

もともとは名前ラベルなど存在していなかったのだが、最近は口承名がそのまま名札に書かれて売られるようになり、間違った名前だったとしても修正困難になっている。というか、どれがどの植物の本来の呼び名だったのか判らなくなっている。(多数決で決めると、画像の種類がボルトジンユという事になるようである)

ボルトジンユという名前にしても何語なのか不明。こういうものは南米移民が里帰りの時に持ち込んだケースが多いので、ブラジル(ポルトガル語)経由かと推定したが、調べてもよく判らない。マンジェリコンはポルトガル語のManjericão(バジリコ)かとも思うが、だとしても名前と実物が一致していない気がする。

沖縄では薬用植物として糖尿病に効くとか、高血圧に良いとかまことしやかに語られているが、実際に効いた事例があったとしても使用植物がどの種類で、生産ロットがどういうものだったか定かではない。ネットで薬用紹介の解説を見ても学名がバジリコのものだったり、原産地が南米になっていたり、沖縄に自生している野草だと言っていたり、情報の裏をとっていない事が一目で判るような内容のサイトが散見される。

毒性はほとんど無い(というか苦くて大量に摂取できない)ようなのでアマメシバ問題のような健康被害は今のところ報告されていないようだが、効能に関しては伝言ゲームで噂に尾鰭がついているような気もする。