Amitostigma’s blog

野生蘭と沖縄の植物

Amitostigma lepidum 'blotch form'

mature seedling.

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オキナワチドリ大点花実生。

一般的なオキナワチドリは肥培しても1株に5~6花しか咲かないことが多く、まとまった数を寄せ植えにしないと鑑賞的に寂しい。

が、稀に20花以上咲く系統もあり、そういう個体を選んで育種していけばウチョウランのように一本植えで勝負できる個体も作れるだろう。

しかし大多数の人はオキナワチドリを本気で作る気は最初から無い。多花性系統だと説明して渡しても、適当な育て方で済ませて小苗状態から大きくしようとはしない。大球から育てはじめたものを作落ちさせ、貧弱な株の寄せ植えに変えてしまっても「たくさん殖えてるよー」と言って不満を感じている様子はなかったりする。大株作りにしないと品種差が出ないものは創っても無意味のようなので、積極的に育種する気がわかない。