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Seeds of Habenaria.

Hab. dentata 'Hakuho-Jishi' X self.

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ダイサギソウ「白鳳獅子」系、自家受粉種子。有胚率は比較的良好。

ハベナリア類は一般的に個体寿命が短かく、分球率も低いので系統維持には実生更新が必須。ところが大部分のハベナリアは近交弱勢が激しく、自家受粉だと充実した種子が採れにくい。

しかしダイサギソウ類は例外で、交配しなくても単為生殖で結実する。きちんと温度管理さえしておけば、何もしなくても大量の種子が得られる。こぼれた種子が勝手にそのへんの鉢から発芽してくるので、無菌培養技術などは必要ない。

・・が、本土で育てている人はまともな温度管理をしていないため種子が採れず、親株が事故や病気で倒れてアウト、という場合がほとんどのようだ。

早期開花型の本土系ダイサギソウなら本土でも問題ないらしいが、「問題ない」という事がどれほど凄いか、育て比べた経験が無いと判らないかもしれない。

 

(Hab.medioflexa X Hab. dentata) X self.

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種間交配種だと稔性が著しく下がるため、自家受粉ではほぼ無胚種子になる。果実がしっかり膨らんでいれば交配成功、とか思っておられる方も少なくないようだが、ハベナリアの場合は果実が肥大して大量の種子ができていても全部シイナ(無胚種子)という事も珍しくない。原種ダイサギソウでも栽培管理が駄目だと種子が成熟せず全部シイナになっている。肉眼では種子の良否の識別が難しいので高倍率ルーペで確認する。