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Amitostigma lepidum

now growing.

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知人が「某園芸資材会社の活力剤がオキナワチドリに特異的に効く」と言っていたので試してみた。同一品種で対象区を作って比較しなければ実験として無効だが、今のところは好印象。

しかし肥料や用土を急に変えた場合、地上部の生長が良くなっても球根ができなかったりする事もある。数年ほど試験栽培してからでないと結論は出せない。

オキナワチドリの場合、仮に植物体の大きさが3倍になったとしても花の大きさが3倍になるだけで、花数はそれほど増えない。ウチョウランなどでは上級者と初心者の栽培技術の差を花数で判断するので、オキナワチドリもそういうものだと思っている方が多い。きちんと作りこんで大きくした花を見せると「うちの株と花数は同じですけど、大きい品種ですね」と言われる。いえ、あなたの花と同一品種なのですが。

 

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別個体の細葉系統。同じ育て方をしても草姿には個体差が大きい。これぐらいのサイズになるとオキナワチドリっぽくない。

野生標準個体でも肥培すればこのサイズになるが、大輪花遺伝子を持っていない個体は大株になっても花の大きさはあまり変化しない。むしろ相対的に花が小さく見えてしまうため観賞価値は下がり、肥培する意味に乏しい。

一方、大輪系統では温度や肥料によって花の大きさが極端に変わってくるため、手抜き栽培をしていると本当の姿は一生見られない。大輪系統の評価をするには、一度は「満作」の状態にしてみる必要がある。「締めて作るのが本作だ」というのは一般的な山野草を野生の姿のまま留めておきたい場合の考え方で、園芸選別をする場合にはそれと異なる価値観も必要になる。