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Habenaria medioflexa

from Thai.

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ハベナリア・メディオフレクサ。タイ産の地生蘭。線香花火のような唇弁が個性的で面白い。

散発的に日本に輸入されているが、まとまった入荷が無く入手は難しい。管理人は4回購入したが、うち3回は誤品で、正しい種類が入手できたのは1回だけ。しかも新球根がもげて葉が半分腐った悲惨な状態だった。2株を購入したが、どちらも翌年までは生きていないと判断したので、むりやり交配して果実を作らせた。1株は開花後にすぐ枯れ、もう1株も1ヶ月ほどで体力が尽き、完熟前に根元から腐って倒れてしまった。果実は未熟だったが、ある程度まで生長していたので果実を切り開いて胚を取り出し、無菌培養した。

 

seedlings.

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Hab.medusaなどを育てる時に使う無菌培養培地に播くと、発芽はしたが途中で苗が枯れはじめた。海外サイトを含めて、この種の培養に関する情報は皆無だったので難儀したが、培地組成をいろいろ変えて試し、枯れずに育つ配合レシピを作成した。途中の失敗が多かったので得られた苗は数える程度だったが、何本か親株まで育った。

培養特性が判ったので今後は量産も可能だが、親株が逝ってしまっている。ハベナリア属は近交弱勢が激しいので、姉妹株同士で交配しても良い苗はとれない。交配相手になる別個体が入手できれば再交配してみたいが、栽培が容易ではなく個体寿命も長くない植物なので、別株が入手できるまで残しておくのは難しいだろう。

入荷の稀な植物の場合、入荷時にまとまった数を確保し、最初から繁殖を狙って原資個体群を立ち上げておかないと、あとになって繁殖させたくなっても二度と交配相手が入手できない事がある。