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Veronicastrum liukiuense

in Botanical Garden.

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リュウキュウスズカケ。奄美と沖縄の固有種だが、沖縄ではほぼ絶滅に近い。

個人が栽培開花させて地方紙に載ったことがあるが、はっきり言って山野草愛好家であれば枯らすほうが難しいくらい丈夫。実生も容易。ただし成株だと茎長が1mを超え、しかも何本も斜めに茎を出して横に広がるので、鉢植えだと置き場所に困る。こういう「栽培は簡単だけれど一般家庭に置きたくない大型種」は植物園などの公的施設で保存栽培してもらうのが一番良い。

余談だが、自然保護団体などから「希少植物は個人栽培を禁止して、公的施設のみで栽培保護していくべき」という意見をたまに聞く。栽培技術の乏しい初心者が、盗掘個体をオークションなどで購入して消費的に栽培する・・などという事例が珍しくもない現状では、個人の栽培を規制する方向に動くのはやむをえない。というか必要であろう。

が、公的施設にまかせれば安心かと言うと、必ずしもそうとは言えない。植物園などには職員の栽培技術を評価するシステムが存在せず、施設責任者も運営能力ではなく学閥・談合・コネで決定されている例がほとんどだからだ。現場職員に熱意や技術があっても、トップがやる気ゼロだと何もできない、というかさせてもらえない。何もやらなければ失敗はないのだから、面倒なものには関わるな。育てるものなんか何でもいい。パートの連中でも育てられる草を増やして数字実績だけ作っておけ。

本来であれば環境省がきちんと指導すべきなのだろうが、官僚は生物に興味の無いド素人。専門家と称する人達に指針作りを丸投げし、専門家会議は学閥村の住人と利権関係者だけで構成されていて・・まあ、どこの分野でも見られる話ではあるのだけれど。