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Goodyera viridiflora

seedling.

from Amami island, Kagoshima pref. Japan.

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シマシュスラン。奄美産の種子をもらって無菌培養で育てた個体。

シュスラン類は「ジュエルオーキッド」という呼称でテラリウム栽培がプチブームになっているが、栽培が容易ではないので人気は継続しないだろうと思っている。

いわゆるジュエルプランツのたぐいは多くの場合、生育温度や好適湿度が狭い。日本の大部分の地域では夏に冷房をかけるか、冬に加温管理するか、もしくはその両方が必要になる。画像のランもわが家では自然気温だと夏越しできないので、ワインセラーに収容して冷却栽培で越夏させた。冷却栽培は冷却機が故障すると一日で悲惨な事になるため加温栽培よりもハードルが高く、長い年月にわたって栽培を継続できる気はしない。

また、シュスラン類は病原菌の感染でいきなり溶けて倒れることが珍しくない。アグラオネマ・ピクタムの輸入個体トロケ騒動が、活着して何年もたってから予告もなく発生してくるような感じ。

健康なシュスラン類は適温の時期に切って挿せば簡単に活着し、いくらでも殖やせる。しかし、ひとたび病気が出てしまった場合、健康そうに見える部分にもすでに菌が回っていて、何をやってもどんどん溶けて全滅する。確実に長期維持をするためには元気なうちにバックアップ苗を作って隔離栽培コーナーに分散したり、種子から無菌培養苗を育ててフラスコ内で継代培養しておいたり、異様に手間のかかる作業が必要になる。

たまたま数年ぐらい調子良く栽培できた趣味家が「簡単ですよ」などと言っている事例を見聞きすることがあるが、そういう話は(以下自粛)