Okinawan plants

Vanda lamelata

in Orchid show, Okinawa island. コウトウヒスイラン。沖縄本島の某蘭展にて。 コウトウヒスイランは台湾の紅頭嶼(こうとうしょ。現在の蘭嶼(ランユー)島。)に自生する翡翠蘭(バンダ属の和名)という意味。日本国内で唯一のバンダ属と言われていたが、…

Asarum caudigerum

in habitat. Nakijin village, Okinawa island, Japan. オナガサイシン、別名カツウダケカンアオイ。自生地にて撮影。 自生地はハブの巣窟で、足場も悪いので案内人無しで行くと簡単に死ねる。 観賞価値はそれほど高くないと思うのだが、カンアオイ類はコレ…

Aristolochia liukiuensis

in Habitat. Okinawa island, Japan. リュウキュウウマノスズクサ。沖縄本島北部にて。 ウマノスズクサ類は独特の個性ある花を咲かせるので、好き嫌いが分かれる。海外の同属には巨大な花を咲かせる種類もあり、日本でも少数ではあるが苗が流通している。 ア…

Dicranopteris linearis

in habitat. Okinawa island, Japan. コシダ。北限は福島県となっているが、どちらかというと南方系のシダ。亜熱帯地域に広く分布する。 沖縄本島では北部の山地で大きな群落が普通に見られる。葉が密生して地面を覆い尽くし、枯れた葉や茎は分解されにくく…

Malaxis purpurea

from Okinawa island, Japan. 沖縄本島産のオキナワヒメランという説明のもとに、知人から種子をもらったラン。無菌培養で育成して開花させた。沖縄には酷似したカンダヒメランM.kandaeというランもあると言われているが、ネットで検索してみてもオキナワと…

Allium pseudojaponicum

from Amami island. アマミラッキョウ(タマムラサキ)。奄美大島産。知人から栽培株を分けてもらって育てている。 本土のヤマラッキョウは葉が円筒状で中空だが、アマミラッキョウはニラのように葉が扁平で中実。その中間タイプのナンゴクヤマラッキョウと…

Nervilia nipponica propagation in flask

bloom in flask > autopollination > mature seeds > autocultivation 昨年12月に紹介した沖縄本島産ムカゴサイシンの続報。菌依存性が高く、鉢栽培は困難なのでフラスコから出さずに継代培養しているが、今年は5本が開花してそのうち1本が結実した。 鉢栽…

Lygodium japonicum var. microstachyum

in habitat. Okinawa island, Japan. ナガバカニクサ。沖縄本島にて。 本土に分布するカニクサの変種で、頂裂片がカニクサに比べてやや長い。葉の光沢が若干強いのでテリバカニクサの別名があるという。ツル性で他の植物にからみつきながら伸び、よく育つと…

Macodes petola

in Orchid Show. マコデス・ペトラ、和名ナンバンカゴメラン。(環境省資料ではナンバンカモメラン) 某蘭展にて撮影。 いわゆるジュエルオーキッドの一つ。画像では判りにくいが、実物は葉脈がキラキラと光を反射し金属感のあるパウダーゴールドに輝いてい…

Tylophora matsumurae

flower ヒメイヨカズラ。ガガイモ科の多年草。 知人から実生苗を譲ってもらったもので、正確な産地は不明。野生での分布域は鹿児島県(島嶼)以南、琉球列島。伊豆諸島・九州・沖縄に分布するツルモウリンカの海岸型矮性タイプと言われているが、確定されて…

Diplocyclos palmatus

in Okinawa island. オキナワスズメウリ。沖縄本島・那覇市にて撮影。 台湾からインド、オーストラリアやアフリカまで広く分布しているようだが日本国内ではトカラ列島以南、ほぼ沖縄にしか自生していない。そのため一昔前には知っている人のほうが少ない珍…

Musa balbisiana?

in Okinawa island. 熱帯アジアが原産とされる、食用バナナの元となった原種品種群の一つ。沖縄では繊維採取用に栽培され、イトバショウと呼ばれている。ただしイトバショウというのは繊維用バナナの総称で、別種のMusa liukiuensisも同じくイトバショウと呼…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリの開花が始まった。画像はイワチドリに似た個体。 高温期が長い沖縄では、いわゆるチドリ類はほとんどすべて栽培できない。それゆえ沖縄でも育てられるオキナワチドリの存在価値は高い・・と思っていたのだが、小型野生蘭の栽培経験…

Viola utchinensis

from Okinawa island, Japan. オキナワスミレ、学名ウチネンシス。ウチナー(沖縄の現地発音)本島の一部地域のみに局所分布する希少種。自生地は崖地で、管理人のように足元の危なくなった年寄りだと、案内人に手を引いていてもらわないと足をふみはずして…

Nervilia nipponica

from Okinawa island, Japan. in flask propagation. 沖縄本島産ムカゴサイシン、フラスコ実生。某研究者が研究材料として採集してきた果実を強奪し、サヤの中に入っていた種子を培養したもの。 bloom in flask. フラスコ内での開花。沖縄本島には「ムカゴサ…

Utricularia exoleta

from Okinawa island, Japan. ミカワタヌキモ。沖縄本島中部の保全湿地のもの。 ミカワタヌキモは沖縄県レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類の希少種。特に沖縄本島では湿地そのものが開発でほぼ消滅しているので、湿地性植物を見られる場所がものすごく少ない。知…

Lilium callosum var. flaviflorum

from Okinawa island, Japan. キバナノヒメユリ。ヒメユリの黄花ではなくノヒメユリ(スゲユリ)の黄花変種。漢字で書くと「黄花の姫百合」ではなく「黄花・野姫百合」。まぎらわしいのでキバナスゲユリと呼ぶ人もいる。 背が高くて倒伏しやすく、ススキ草原…

Cardiandra amamiohsimensis

from Amami island,Kagoshima pref., Japan. アマミクサアジサイ。奄美大島の渓流沿いに自生する奄美固有種。 クサアジサイ属は本土から沖縄、中国南部、台湾にかけて分布する東アジア特産属。本土のクサアジサイ、西表島のオオクサアジサイにはアジサイっぽ…

Ligustrum tamakii

from Yonaguni island, Okinawa pref, Japan. トゲイボタ。沖縄の一部離島に自生するモクセイ科の常緑低木。 海岸や山地の風衝地で地面に張り付くようにして育つ。盆栽樹としてなかなか秀逸な樹種だが、樹幹が古びにくく短期間で風情を出すのが難しい。越冬…

Vanda falcata(Neofinetia falcata)

from Daito insl. Okinawa pref. Japan. フウラン。販売業者の話では、沖縄県大東諸島産の個体から実生増殖したものとの事。 沖縄のフウランは琉球王朝時代から園芸目的で採取されつづけ、現在はほぼ野生絶滅に近い。しかし栽培下では相当数が生存しているよ…

Luisia teres var. botanensis

from Yonaguni island, Okinawa, Japan. タカサゴボウラン。与那国島産の親個体から実生増殖したという苗を、沖縄本島の洋蘭業者からまとめて購入した。今年になってほとんど全部が開花したが、花はどの株もおおむね似たような感じ。 購入したものの中で一番…

Cirsium brevicaule

in Okinawa island, Japan. シマアザミ。本土に分布するハマアザミの沖縄型。 白花は珍しい・・と本土の方は思うようだが、沖縄本島の個体群はほとんど全部が白花。ネットで情報収集してみたところハマアザミ類は本州から九州、奄美までは淡紅色~ピンク色が…

Staurochilus luchuensis

in Orchid show イリオモテラン。某蘭展にて。 日本国内に自生する着生蘭の中では最大級の種類。自生地は石垣島と西表島、尖閣諸島の魚釣島、台湾、フィリピンなど。(フィリピンのものは別種とする場合もある) 琉球王朝時代から園芸用に採取され続け、沖縄…

Nostoc commune

本日のテーマは陸棲藍藻のイシクラゲ。自生写真がグロ画像に近いので最後に回し、サムネイル表示用に「沖縄島豆腐のカプレーゼ」の画像を貼っておく。 美しい花の画像を見に来た、という方は今回の記事はパスして次に行きましょう。 ということで本題。 イシ…

Ajuga pygmaea

in Okinawa island, Japan. ヒメキランソウ、沖縄本島植栽。 九州南部から沖縄、台湾に分布する多年草。大輪で見栄えの良い系統が増殖され、グランドカバープランツとして販売されている。選別品は沖縄各地で植栽されているが、野生の地味な個体はほぼ絶滅状…

Peperomia jaonica

from Okinawa island, Japan. サダソウ。画像個体は日陰栽培で少々徒長している。 和名は鹿児島県佐多岬(さたみさき)で見つかったことによるという。公式な名前はサダソウだが、由来から考えてサタソウと呼ぶのが適切のように思われるし、実際にそう記載さ…

Pieris koidzumiana

from Okinawa island, Japan. リュウキュウアセビ、植栽品。沖縄固有の低木で、本土のアセビP. japonicaの亜種とされることもある。従来は奄美大島にも分布していることになっていたが、奄美産のものは2010年にアマミアセビとして独立した。 もともと個体数…

Viola stoloniflora

flask propagation. オリヅルスミレ組織培養。オリヅルスミレがどういう植物なのかは以前にも書いたし、検索すれば出てくるので今回は省略。 「組織培養している」と言うと「どうしてそんな面倒なことを?」と怪訝な顔をする方がおられる。まあ最近はオリヅ…

Satakentia liukiuensis

in Okinawa island, Japan. 朝の散歩時に撮影したヤエヤマヤシ。沖縄本島にて。 ポリネシア産のココヤシの木に似ているが、沖縄原産の日本固有種。まあ日本と言っても自生しているのは石垣島や西表島に限られ、沖縄本島のものはすべて植栽品。 園芸店で普通…

Deutzia naseana var. amanoi

from Okinawa island, Japan. オキナワヒメウツギ。オオシマウツギの亜種の一つで、沖縄本島特産の極珍木。 観賞価値は高く、栽培・増殖も難しくないのだが見た目の珍奇さに乏しく、大量販売されている本土産のヒメウツギD.gracilisとの差別化が難しい。その…