Okinawan plants

Macodes petola

in Orchid Show. マコデス・ペトラ、和名ナンバンカゴメラン。(環境省資料ではナンバンカモメラン) 某蘭展にて撮影。 いわゆるジュエルオーキッドの一つ。画像では判りにくいが、実物は葉脈がキラキラと光を反射し金属的なパウダーゴールドに輝いている。…

Tylophora matsumurae

flower ヒメイヨカズラ。ガガイモ科の多年草。 知人から実生苗を譲ってもらったもので、正確な産地は不明。野生での分布域は鹿児島県(島嶼)以南、琉球列島。伊豆諸島・九州・沖縄に分布するツルモウリンカの海岸型矮性タイプと言われているが、確定されて…

Diplocyclos palmatus

in Okinawa island. オキナワスズメウリ。沖縄本島・那覇市にて撮影。 台湾からインド、オーストラリアやアフリカまで広く分布しているようだが日本国内ではトカラ列島以南、ほぼ沖縄にしか自生していない。そのため一昔前には知っている人のほうが少ない珍…

Musa balbisiana?

in Okinawa island. 熱帯アジアが原産とされる、食用バナナの元となった原種品種群の一つ。沖縄では繊維採取用に栽培され、イトバショウと呼ばれている。ただしイトバショウというのは繊維用バナナの総称で、別種のMusa liukiuensisも同じくイトバショウと呼…

Amitostigma lepidum

seedling. オキナワチドリの開花が始まった。画像はイワチドリに似た個体。 高温期が長い沖縄では、いわゆるチドリ類はほとんどすべて栽培できない。それゆえ沖縄でも育てられるオキナワチドリの存在価値は高い・・と思っていたのだが、小型野生蘭の栽培経験…

Viola utchinensis

from Okinawa island, Japan. オキナワスミレ、学名ウチネンシス。ウチナー(沖縄の現地発音)本島の一部地域のみに局所分布する希少種。自生地は崖地で、管理人のように足元の危なくなった年寄りだと、案内人に手を引いていてもらわないと足をふみはずして…

Nervilia nipponica

from Okinawa island, Japan. in flask propagation. 沖縄本島産ムカゴサイシン、フラスコ実生。某研究者が研究材料として採集してきた果実を強奪し、サヤの中に入っていた種子を培養したもの。 bloom in flask. フラスコ内での開花。沖縄本島には「ムカゴサ…

Utricularia exoleta

from Okinawa island, Japan. ミカワタヌキモ。沖縄本島中部の保全湿地のもの。 ミカワタヌキモは沖縄県レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類の希少種。特に沖縄本島では湿地そのものが開発でほぼ消滅しているので、湿地性植物を見られる場所がものすごく少ない。知…

Lilium callosum var. flaviflorum

from Okinawa island, Japan. キバナノヒメユリ。ヒメユリの黄花ではなくノヒメユリ(スゲユリ)の黄花変種。漢字で書くと「黄花の姫百合」ではなく「黄花・野姫百合」。まぎらわしいのでキバナスゲユリと呼ぶ人もいる。 背が高くて倒伏しやすく、ススキ草原…

Cardiandra amamiohsimensis

from Amami island,Kagoshima pref., Japan. アマミクサアジサイ。奄美大島の渓流沿いに自生する奄美固有種。 クサアジサイ属は本土から沖縄、中国南部、台湾にかけて分布する東アジア特産属。本土のクサアジサイ、西表島のオオクサアジサイにはアジサイっぽ…

Ligustrum tamakii

from Yonaguni island, Okinawa pref, Japan. トゲイボタ。沖縄の一部離島に自生するモクセイ科の常緑低木。 海岸や山地の風衝地で地面に張り付くようにして育つ。盆栽樹としてなかなか秀逸な樹種だが、樹幹が古びにくく短期間で風情を出すのが難しい。越冬…

Vanda falcata(Neofinetia falcata)

from Daito insl. Okinawa pref. Japan. フウラン。販売業者の話では、沖縄県大東諸島産の個体から実生増殖したものとの事。 沖縄のフウランは琉球王朝時代から園芸目的で採取されつづけ、現在はほぼ野生絶滅に近い。しかし栽培下では相当数が生存しているよ…

Luisia teres var. botanensis

from Yonaguni island, Okinawa, Japan. タカサゴボウラン。与那国島産の親個体から実生増殖したという苗を、沖縄本島の洋蘭業者からまとめて購入した。今年になってほとんど全部が開花したが、花はどの株もおおむね似たような感じ。 購入したものの中で一番…

Cirsium brevicaule

in Okinawa island, Japan. シマアザミ。本土に分布するハマアザミの沖縄型。 白花は珍しい・・と本土の方は思うようだが、沖縄本島の個体群はほとんど全部が白花。ネットで情報収集してみたところハマアザミ類は本州から九州、奄美までは淡紅色~ピンク色が…

Staurochilus luchuensis

in Orchid show イリオモテラン。某蘭展にて。 日本国内に自生する着生蘭の中では最大級の種類。自生地は石垣島と西表島、尖閣諸島の魚釣島、台湾、フィリピンなど。(フィリピンのものは別種とする場合もある) 琉球王朝時代から園芸用に採取され続け、沖縄…

Nostoc commune

本日のテーマは陸棲藍藻のイシクラゲ。自生写真がグロ画像に近いので最後に回し、サムネイル表示用に「沖縄島豆腐のカプレーゼ」の画像を貼っておく。 美しい花の画像を見に来た、という方は今回の記事はパスして次に行きましょう。 ということで本題。 イシ…

Ajuga pygmaea

in Okinawa island, Japan. ヒメキランソウ、沖縄本島植栽。 九州南部から沖縄、台湾に分布する多年草。大輪で見栄えの良い系統が増殖され、グランドカバープランツとして販売されている。選別品は沖縄各地で植栽されているが、野生の地味な個体はほぼ絶滅状…

Peperomia jaonica

from Okinawa island, Japan. サダソウ。画像個体は日陰栽培で少々徒長している。 和名は鹿児島県佐多岬(さたみさき)で見つかったことによるという。公式な名前はサダソウだが、由来から考えてサタソウと呼ぶのが適切のように思われるし、実際にそう記載さ…

Pieris koidzumiana

from Okinawa island, Japan. リュウキュウアセビ、植栽品。沖縄固有の低木で、本土のアセビP. japonicaの亜種とされることもある。従来は奄美大島にも分布していることになっていたが、奄美産のものは2010年にアマミアセビとして独立した。 もともと個体数…

Viola stoloniflora

flask propagation. オリヅルスミレ組織培養。オリヅルスミレがどういう植物なのかは以前にも書いたし、検索すれば出てくるので今回は省略。 「組織培養している」と言うと「どうしてそんな面倒なことを?」と怪訝な顔をする方がおられる。まあ最近はオリヅ…

Satakentia liukiuensis

in Okinawa island, Japan. 朝の散歩時に撮影したヤエヤマヤシ。沖縄本島にて。 ポリネシア産のココヤシの木に似ているが、沖縄原産の日本固有種。まあ日本と言っても自生しているのは石垣島や西表島に限られ、沖縄本島のものはすべて植栽品。 園芸店で普通…

Deutzia naseana var. amanoi

from Okinawa island, Japan. オキナワヒメウツギ。オオシマウツギの亜種の一つで、沖縄本島特産の極珍木。 観賞価値は高く、栽培・増殖も難しくないのだが見た目の珍奇さに乏しく、大量販売されている本土産のヒメウツギD.gracilisとの差別化が難しい。その…

Bidens pilosa var. radiata

from Tropic America. in Okinawa island. タチアワユキセンダングサ。コセンダングサ亜種群の中で、特に花弁の大きいタイプ。オオバナセンダングサともいう。沖縄では最もありふれた雑草の一つで、空き地や荒れ地があれば所かまわず生えまくっている。 もと…

Scutellaria rubropunctata

from Okinawa island, Japan. アカボシタツナミソウ。屋久島から沖縄諸島まで分布する南西諸島の固有種・・なのだが、屋久島と奄美と沖縄本島の個体では微妙に違いがあるようで、DNA解析してみないと同種の範疇かどうか断定しかねるという話もある。今後の研…

Calanthe discolor var. kanashiroi.

from Okinawa island. カツウダケエビネ。ジエビネの南方変種で、外見的にはジエビネと大差が無い。耐寒性が高くないので、冬に凍結する地域では屋外越冬できない模様。 一般には花に香りがあるとされている。しかし香気成分が特殊らしく、人によって匂いの…

Rhododendron scabrum

in Okinawa island, Japan. ケラマツツジ八重咲き。沖縄本島植栽。 本島南部はアルカリ土壌なので、酸性土壌を好むツツジ類の植栽には適していない。そのため那覇の市街地などではツツジをあまり見かけない。本島北部の酸性土壌地域だとまとまって植えられて…

Ixeris debilis ?

in Habitat. Okinawa island, Japan. 沖縄本島、東村の海岸にて。オオジシバリだと思うが、専門外なので確定しかねる。沖縄にはアツバジシバリIxeris debilis var liukiuensisと呼ばれるタイプもあるようだし、個体群によって染色体数が違っている場合もある…

Arisaema ringens

in Habitat. Okinawa island, Japan. リュウキュウムサシアブミ。学術的には本土産ムサシアブミと同一種とされており区別していない。しかし本土~九州の個体群は花(仏炎苞)の一部が黒紫色だが、奄美大島~台湾の個体群は(内側の部分には黒縞があるが)外…

Kalanchoe integra

from Okinawa island, Japan. 沖縄産リュウキュウベンケイ。園芸店でおなじみのカランコエの仲間。東南アジア各国に分布するというが、海外の画像を見ると個体群によってかなりの形態差がある。沖縄のものと同種として良いのかどうか、今後の研究に期待した…

Dendorobium okinawense

Endemic in Okinawa island, Japan. オキナワセッコク。沖縄本島北部に自生するセッコクで、茎の長さが60cmを超える。花色はどの個体でもほぼ白一色だが、花型にはかなりの個体差がある。花径の大きいものと小さいものでは倍ぐらいの差があるし、花弁が乱…